焼き物の種類を知ろう!有名な産地ごとに特徴を解説

お気に入りの器でおうちご飯を楽しんでみませんか。焼き物の基礎知識として、陶器と磁器の違いや、有名な産地ごとの特徴をご紹介します。

日本六古窯とは?焼き物の歴史と有名な産地

えんける道具店さんの「【愛知県常滑産】澤田朋大さん作・急須・平丸・160cc

日本六古窯(にほんろっこよう)とは、縄文から続いた焼き物の技術を継承しながら現在まで生産が続いている代表的な6つの産地(越前・瀬戸・常滑・信楽・丹波・備前)の総称です。中国大陸などから渡来した技術によって始まった他の焼き物は区別されており、日本生まれ日本育ちの、生粋の日本の焼き物の産地のことを指します。


陶器と磁器の違い

杉江匡さんの「職人がつくるすり鉢 水玉・赤

陶器は、主に陶土を使って1100度〜1300度で焼成するのに対し、磁器は主に陶石を粉砕した石粉を使い、1400度程度で焼成したものです。
また、陶器は磁器に比べてやわらかく吸水性が高いのが特徴。磁器は光にかざすとほんのりと透けて見える上品さが魅力です。
陶器か磁器かを判断したい場合は箸などで軽く叩き、鈍い音がしたら陶器、金属的な高い音がしたら磁器です。

人気の焼き物の産地と特徴

日本全国にさまざまな焼き物の産地が存在しています。その中でも特に有名なものをピックアップして、その特徴をご紹介します。

益子焼(栃木県)

沖本東さんの「鎬マグ アイボリー

益子焼(ましこやき)は、江戸時代の終わり頃からの歴史を持つ、益子町周辺の焼き物。ぽってりとしたフォルムや、素朴な風合いが特徴です。

九谷焼(石川県)

秀窯さんの「牡丹が描かれたお皿(15cm)

九谷焼(くたにやき)は、石川県加賀地方で生産されている陶磁器。鮮やかで大胆かつ絵画的な絵付けが特徴です。

美濃焼(岐阜県)

またGさんの「粉引サビご飯茶碗

美濃焼(みのやき)は、岐阜県の多治見、土岐、可児、瑞浪、笠原などでつくられる陶磁器で、多様な種類が存在しています。国内で生産される陶磁器のおよそ半数が美濃焼だといわれています。

瀬戸焼(愛知県)

souzyu-enさんの「souzyu-en modern 雨 夫婦セット

陶磁器のことを「せともの」と呼ぶことがありますが、これは瀬戸焼(せとやき)に由来しています。陶磁器と磁器の両方がつくられており、色彩豊かな陶器に対し、磁器は白っぽいものが多いのが特徴です。

常滑焼(愛知県)

えんける道具店さんの「とこなめ焼の急須・丸・260cc

常滑焼(とこなめやき)は、愛知県の常滑市近辺でつくられている陶器です。鉄分を多く含んだ陶土を使用しており、朱色っぽく焼き上がることが特徴です。

信楽焼(滋賀県)

togeidojoさんの「信楽黒土にピンク化粧のお皿

滋賀県甲賀市信楽町周辺で生産されている陶器、信楽焼(しがらきやき)。焼成する工程によって、土中の鉄分が赤く発色したり、窯の中で灰がふりかかり表面に溶けつく“灰かぶり”など、炎が生み出す独特の焼き上がりが特徴です。

清水焼(京都府)

akaneya200さんの「【清水焼】鳥獣戯画 湯呑(赤)

京都を代表する伝統工芸のひとつ、清水焼(きよみずやき)。決まった釉薬や技法はなく、各地の優れた原料や技術を取り入れ、今でもひとつひとつ手仕事で絵付けが行われています。

備前焼(岡山県)

古川 宗之輔さんの「備前焼 コーヒーカップ(中)

備前焼(びぜんやき)は、岡山県備前市周辺を産地とする炻器(せっき)です。炻器とは陶磁器の一種で、釉薬を使わず、絵付けもせず高温で焼くのが特徴。土が持つ素朴さを感じることができます。

萩焼(山口県)

萩焼TAKESHIさんの「萩焼 湯呑ペア グリーン&ピンク

山口県萩市を中心につくられている陶器、萩焼(はぎやき)。貫入(かんにゅう)という細いヒビのような模様が入るのが特徴で、使っているうちに茶渋などが浸透し、趣が変わる様子も楽しむことができます。

小石原焼(福岡県)


縁器屋さんの「飛び鉋飯碗(小) 小石原焼 マルダイ窯

小石原焼(こいしはらやき)は、福岡県朝倉郡東峰村の小石原地区でつくられる陶器です。刃先や刷毛などを使って入れられる規則的な模様が特徴的。

有田焼・伊万里焼(佐賀県)

博泉窯さんの「青白磁流線文ぐい呑

有田焼(ありたやき)と伊万里焼(いまりやき)は、呼び方が違えど、どちらも佐賀県の有田町を中心に生産されている陶磁器を指します。日用食器から美術品まで幅広くつくられており、白く美しい磁肌と、華やかな絵付けが特徴です。

唐津焼(佐賀県)

mugenさんの「絵唐津鳥獣戯画吹墨紋長皿

唐津焼(からつやき)は、佐賀県の唐津市を中心に生産されており、かつては、東は「せともの」西は「からつもの」と呼ばれるほど焼き物の産地として名を馳せました。シンプルで温かみを感じる絵付けが有名です。

波佐見焼(長崎県)

wazangamaさんの「【波佐見焼】和山 ボーダー茶碗

長崎県東彼杵郡波佐見町周辺でつくられている陶磁器、波佐見焼(はさみやき)。白磁と呉須(藍色)で絵付けされた繊細な絵柄が特徴です。

やちむん(沖縄県)

とーまちゃんさんの「やちむん 呉須唐草4寸皿

やちむんとは、沖縄の方言で“焼き物”のことを指す言葉です。鮮やかで躍動感あふれる模様が特徴的で、コバルトブルーや緑、茶色などが多く用いられます。

minneでお気に入りのマグカップやお皿を見つけよう

minneには他にも素敵な「焼き物」がたくさんそろっています。お気に入りを見つけて、ぜひ食卓で楽しんでくださいね。

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