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多肉植物とは?
多肉植物は、北アフリカや南アフリカ、その付近の島々などの乾燥地域出身の植物です。ぷっくりとした葉に水分をたくわえるように発達しているので、果肉っぽい見た目をしているものがほとんど。とはいっても、トゲトゲしていたり、石のような形をしていたり、根部分を肥大させて水を貯蓄する種類など、さまざまな種類が存在します。
初心者でも育てやすい多肉植物の種類
エケベリア属
バラが咲いたような形が特徴的なエケベリア属。多肉植物ブームの火付け役ともいわれている種類です。多くの種類が地面に沿うようにして葉を広げるロゼット状をしており、寄せ植えの際にも存在感を発揮してくれます。
セダム属
これまでに500種類以上もの品種が確認されており、多肉植物の代表格ともいわれるセダム属。肉厚の小さな葉が密集しているのが特徴で、日本では山野に自生している姿も見受けられる、身近な多肉植物です。
ハオルチア属
葉の形が特徴的で、アロエのように葉がとがった「硬葉系」と、陽の光にかざすと透明感が増す「軟葉系」の2種類に分けられるハオルチア属。見た目はまったく異なりますが、いずれも同じ方法で育てることができます。
多肉植物の育て方。水やりのタイミングは?
生育する季節によって「春秋型」「夏型」「冬型」の3種類に分けられる多肉植物。購入前に生育期を知ることが、うまく育てるためのコツです。種類別に、適した環境と水やりについて解説します。
春秋型
適した環境
春と秋は風通しのいい日当たりのよい場所、夏場は風通しのよい半日陰に。冬場は室内や温室で管理しましょう。ちなみに先ほどご紹介したエケベリア属、セダム属、ハオルチア属はどれも春秋型です。
水やり
春と秋の生育期は土の表面が乾いたら鉢底から水が出るくらいたっぷり水を与えます。冬は1ヶ月に1~2回、夏は1ヶ月に3~4回が目安です。
夏型
適した環境
1年中、日当たりのいい場所を好む種類です。春から秋は風通しのいい日なた、冬は日当たりのよい室内で管理しましょう。
水やり
生育期に当たる5~9月ごろは、土の表面が乾いたら鉢底から水が出るくらいたっぷり水を与えます。冬場は休眠期なので断水します。
冬型
適した環境
冬は日当たりの良い室内、春から夏は風通しの良い半日陰で管理しましょう。
水やり
生育期に当たる11~4月ごろは、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。夏は断水か、乾燥気味に育てましょう。
慣れてきたら挑戦したい!多肉植物の寄せ植え
いくつかの植物を、ひとつの容器に植えることを「寄せ植え」といいます。種類がさまざまで、見た目もかわいらしい多肉植物は、寄せ植えをすることでかわいさが倍増!ぜひ好みの種類を見つけて、チャレンジしてみてくださいね。
寄せ植えした多肉植物の中で、水やりの頻度や管理方法にブレが出ないよう、「春秋型」「夏型」「冬型」に分類される生育期を合わせることがポイントです。
組み合わせのポイント② 見た目の美しさ
寄せ植えをつくる場合、「主役」を意識することが大切。そのうえで、バランスをみながら主役に沿った脇役を選んでいくようにしましょう。
初心者でも実は簡単!多肉植物の増やし方
多肉植物の増やし方には「葉挿し」「挿し木」「株分け」の3つの方法があります。方法別に、時期や手順などについてご紹介します。
葉挿し
植物の葉の一部を切り取って土に挿し、そこから根を生やさせる定番の繁殖方法です。
必要なもの
・多肉植物の葉
・多肉植物用の培養土
・平たい器(バットやお皿など)
手順
1.容器に培養土を入れる。
2.親株からもぎった葉を、切り口が土に触れるように置く。
3.明るい日陰で管理する。
4.発芽したら、芽のぎりぎまで土をかぶせて水をあげる。
挿し木
上記の葉挿し同様に、株の一部を切り取って発根させる繁殖方法です。
必要なもの
・多肉植物の茎(木)
・清潔なはさみ
・口の細いビン
・多肉植物用の培養土
手順
1.多肉植物の茎を長さが3~5cmほどになるようにカットし、茎の切り口部分を乾かすため、葉の部分を支えにして、口の細いビンに挿します。
2.明るい日陰で管理し、根が数本出たら、培養土を入れた鉢を植え付けます。
株分け
今育てている植物を、根から分離させて育てる繁殖方法です。
必要なもの
・多肉植物の株
・清潔なはさみ
・多肉植物用の培養土
・平たい器(バットやお皿など)
手順
1.容器に培養土を薄く入れる。
2.親株から離した子株を鉢に入れ、土をかぶせる。
3.明るい日陰で管理し、4〜5日後に水やりをする。
minneで見つかる、かわいい多肉植物8選
ここからは、minneで見つけた、インテリアにもぴったりのかわいい多肉植物をピックアップしてご紹介します。
やさしい雰囲気カントリー調
存在感を発揮してくれる、トタン屋根がついた鉢がポイントの寄せ植え作品。紅葉する品種も植えられているので、表情の変化も楽しめそう。
キュートなじょうろ型ポット
白いポットにグリーンが映えるアレンジです。よく見ると、多肉植物の隙間からアニマルマスコットが顔をのぞかせているんですよ。
和の雰囲気も楽しめる
ロックガーデンがそのままミニチュアサイズになったような、石でつくられた鉢に注目。盆栽のような和の趣も感じられる作品です。
さりげないお部屋のアクセントに
直径6cmと小ぶりなサイズのカップに、花束のようにギュギュッと寄せ植えされた作品です。窓際のちょっとしたアクセントにもいいですね。
鉢から手づくされたアレンジ
“茶色いたまご”をイメージして制作された赤土の鉢が魅力。さまざまな高さの多肉植物が寄せ植えされているので、小ぶりながらも存在感があります。
インテリアに馴染む
リメイク缶を制作している作家さんによる作品です。底穴のある鉢なので、初心者でも育てやすいところが嬉しい。
プレゼントボックスのような鉢
ほんのりピンクに色づくフリルのように広がる葉が美しいエケベリア。アート作品のような鉢が、パッと目を惹きます。
癒しをくれる猫型のポット
キョトンとした表情と、まさに“猫背”なシルエットがかわいらしい一品鉢がポイント。贈り物にもおすすめです。
minneでお気に入りの多肉植物を見つけよう
minneには他にもたくさんの素敵な多肉植物がありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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