詳しく解説!「縦型サコッシュの作り方」型紙ダウンロード付き

サコッシュの手作りレシピを詳しくご紹介します。男女問わず人気の「縦型」に仕上げていきましょう。お散歩やおでかけの相棒にぴったりです。レザーやPVC、デニムや手ぬぐいなどお好みの生地で作ってみてくださいね。

初心者でもOK「縦型サコッシュ」の作り方

必要なものをサッと入れて身軽におでかけできるサコッシュ。中でも人気の「縦型サコッシュ」の作り方を、minne作家のCanpaleさんに教えていただきました。無料でダウンロードできる型紙付きなので、初心者の方もぜひ一緒に作ってみましょう。

Canpale
「おでかけがよりいっそう楽しくなるバッグを」という想いで、見た目だけでなく使いやすさにもこだわったバッグを制作。
https://minne.com/@2536-seasky

サコッシュ作りに必要な材料・道具

今回ご紹介する縦型サコッシュ作りに使う材料と道具の一覧です。
使用カラーも記載しているので、参考にしてみてください。

<材料>
・8号帆布(表地としてターコイスブルーを使用)… 22cm×50cm
・ナイロンオックス(内ポケットの生地としてエメラルドグリーンを使用)… 20cm×50cm
・スパンミシン糸30番(厚地用の糸)… 生地,ストラップと同じ色(3色)
・ファスナー 止めタイプ 16cm(ビスロンの5VSペールグレーを使用)
・Dカン(グレーを使用)2cm幅用 … 2個
・ナスカン(グレーを使用)2cm幅用 … 2個
・アジャスター(グレーを使用)2cm幅用 … 1個
・PPテープ 2cm幅(ペールグレーを使用)… 156cm ※特に背の高い方や男性は166cm
・ 綾テープ 2.5cm幅(ペールグレーを使用)… 57cm
・ お好きなリボンなど(タグとしてグログランテープのオレンジを使用)… 4.6cm

<道具>

・家庭用ミシン
・ ファスナー押さえ(ファスナー用のミシンの押さえ)
・ミシン針16番(厚地用の針)
・マグネット定規(ミシンでまっすぐに縫うための道具。マスキングテープでもOK)
・カッター
・カッターマット
・糸切りはさみ
・裁ちばさみ
・目打ち
・チャコペン
・布用接着剤
・クリップ
・ 両面テープ 10mm幅と5mm幅
・マスキングテープ
・重り3~4個

無料でダウンロードできる型紙付き

下記のダウンロードボタンより、縦型サコッシュの型紙をダウンロードし活用ください。

厚手のプリント用紙でプリントアウトするか、もしくはプリントアウト後、スプレーのりなどで厚紙に貼り付けてから切り抜くと、生地の裁断がしやすくなります。

ダウンロードはこちら

・A4のプリント用紙で、縮尺を100%に設定してプリントアウトしてください。

・[前胴の下]の型紙は、ファスナーの幅が30mmの時は、“ファスナー幅30mm用” を、ファスナーの幅が27mmの時は、“ファスナー幅27mm用” をご使用ください。

・ファスナーの幅がそれ以外の時は、紙を継ぎ足したり減らしたりなどして調整してください。例えば、ファスナーの幅が25mmの時は、“ファスナー幅30mm用” を基準に、幅の差、30mm-25mm=5mmを高さにプラスするため、高さが175mm+5mm=180mmとなります。

・[前胴の上-背胴]の型紙の “カン留め付け位置” の●(黒丸)の部分8カ所に、目打ちで穴を開けておいてください。

・内ポケットは、[内ポケット-1]の のりしろ部分に[内ポケット-2]を貼り付けてください。

※バッグ本体のことを胴(どう)といい、胴の前側は前胴(まえどう)、後ろ側は背胴(せどう)、てっぺんを、天(てん)といいます。
また、カマという合い印を要所要所に入れています。縫い合わせるときの印や、折り線のなどの印です。

手順1、PPテープと綾テープをカットする

まずはじめに、PPテープをストラップ用140cmを1本と、Dカンを縫い付けるためのカン留め用8cmを2本、カットします。
特に背の高い方や、男性は、ストラップ用を150cmにしてください。

綾テープは21cmを2本、15cmを1本に切り分けます。

カットした部分がほつれやすいので、ほつれ止めのために、カットした端から2~3mmに布用接着剤を塗り、ヘラなどで平らにしてください。

手順2、生地を裁断する

カッターマットの上に8号帆布を広げて、[前胴の下]の型紙を乗せ、その上に3~4個の重りを乗せて動かないようにした後、カッターで生地を裁断してください。

このとき、生地の向きに注意してください。
生地の両端を “みみ” というのですが、型紙は“みみ” に対して垂直に置いて裁断します。
長手方向(長方形の長い方向)は生地が伸びづらいため、バッグの口の横方向に使います。
重りは背の低い缶や缶詰などで代用できます。(背が高いと手にぶつかって使いづらいので注意)
[前胴の上-背胴]の型紙も同じように、“みみ” に対して垂直に置いて裁断します。
バッグの表になる側に、“カン留め付け位置”の●(黒丸)に目打ちで開けた穴に、チャコペンの先を入れて、ポツンとした印を8カ所、帆布に付けます。

次に、ナイロンオックスに[内ポケット]の型紙を乗せ、帆布と同様にカッターで生地を裁断します。
※カッターは、切りづらくなってきたら、すぐに刃を折ってください。そのほうが裁断がはかどります。

手順3、内ポケットを作る

生地の表側を上にして置き、縦方向の上から4つめのカマで山折りして、ゴシゴシして折り目を付け、ずれないようにクリップで留めてから、5つめのカマ位置で横に1本、端から端まで縫います。

まっすぐに縫うのが難しい方は、縫う場所にマスキングテープを貼って、そのマスキングテープに沿って縫います。縫った後は、マスキングテープをはがします。
※折り目を付けたいところをゴシゴシするときに、手芸用のローラーをお持ちの方は、それをお使いください。無い方は、爪でゴシゴシでもOKなのですが、手で握れるぐらいの小さなジャムなどの空き瓶を利用してゴシゴシすると、力が入り、折り目が付きやすいです。

※縫うときは、全て、縫いはじめと縫い終わりに必ず3~4目返し縫いをしてください。

山折りした箇所を端から2.5~3mmでステッチします。ここが内ポケットの口になります。

ミシンの針から右に2.5~3mmの部分にマグネット定規を置いて、それに生地を沿わせて縫うと縫い目が曲がりません。マグネット定規が無ければ、ミシンの針から右に2.5~3mmの部分にマスキングテープを貼って、それに生地を沿わせて縫います。
※例えば、端から8mmで縫うときは、ミシンの針から右に8mmのところにマグネット定規を置くか、マスキングテープを貼り、それに生地を沿わせて縫っていきます。

次に、上から3つめのカマ(先ほど5つめのカマと合わせて縫った箇所)で谷折りし、クリップで留め、2つめと3つめのカマの間の両端をそれぞれ端から6mmのところで縦に縫います。

裏に返し、両端ともギリギリに10mmの両面テープを縦に貼ります。

剝離紙をはがさずに、両面テープを利用してそれぞれ2回ずつ縦に折り(三つ折りにします)、折った上からゴシゴシして、折り目を付けます。折り目を付けたら一度開いて、剝離紙をはがして貼り、先ほど付けた折り目でもう一度折り(三つ折りにします)、クリップで留めます。

表に返して、両端を上から下まで端から5mmで縫います。その時、ポケットの口部分は、4~5目で行ったり来たりして返し縫いをして、強度を出します。

端が縫えたら、下からめくるようにひっくり返して、背胴の “内ポケット付け位置” のカマのライン上に、内ポケットの上端から15mm(内ポケットの型紙で、カマとラインがあるところ)の位置を合わせて、横方向は真ん中に配置し、“内ポケット付け位置” のライン上を縫います。その時、上糸は内ポケットの色、下糸は帆布(表地)の色にしてください。
ずれるのが心配な場合は、内ポケットの上端から15mmの間に、両面テープで貼り付けてから縫ってください。
まっすぐに縫うのが難しい方は、縫う場所にマスキングテープを貼って、そのマスキングテープに沿って縫います。縫った後は、マスキングテープをはがします。

内ポケットを “内ポケット付け位置” から下側に折ります。

折ったところから10mm下がったところにステッチを入れます。上糸は内ポケットの色、下糸は帆布(表地)の色にしてください。
この部分も、まっすぐに縫うのが難しい方は、縫う場所にマスキングテープを貼って、そのマスキングテープに沿って縫います。縫った後は、マスキングテープをはがします。

手順4、Dカンを天部分に縫い付ける

カン留め(8cmにカットしたPPテープ)の端から10mmの部分とチャコペンで付けた “カン留め付け位置” の下側の2つの点を合わせるようにして、その2つの点のライン上を縫います。このとき、カン留めの10mmの端を上にして、長く残った方を下側にします。上糸はPPテープの色、下糸は帆布(表地)の色にしてください。左右2点とも同じように縫います

ずれが心配な場合は、両面テープで貼り付けてから縫ってください。

縫い付けたカン留めの下側の長い方を上に起こして、Dカンを通します。

先ほど縫い付けた側の端と、こちら側の端を重ならないように突き合わせ両面テープで貼り付けた後、“カン留め付け位置” の上側の2つの点のライン上を縫います。

左右2ヶ所とも同じように縫います。

手順5、リボンなどを縫い付ける

[前胴の下]の “タグ付け位置” に、お手持ちのリボンなどを縫い付けます。
リボンを真ん中から二つ折りにして縫い代の端にリボンの端をそろえて、縫い代の端から6mmのところで縫います。

これは、付けなくてもかまわないものなのですが、付けるとかわいいワンポイントになります。

ファスナーを上手に使うコツ

ここからはファスナーを縫い付ける作業に移ります。
ファスナーに苦手意識のある方も、より丁寧に説明をしていきますので、ぜひチャレンジしてみてください。

まず、縫い始める前に、ファスナーの裏側の長手方向の中心にチャコペンで印を付けておきましょう。
正面から見て、ファスナーが閉まっているときに左側にスライダー(開け閉めするときに動かすところ)が来るようにします。

[前胴の上]のいちばん上の縫い代の端に表側から5mmの両面テープを貼ります。
両面テープの剥離紙をはがし、ファスナーの表側を貼り付けていくのですが、縫い代の端と、ファスナーの長手方向の端と、中心のカマと、チャコペンで付けたファスナーの中心の印が合うようにしてください。

貼り付け終えたら、ミシンの押さえは「ファスナー押さえ」に変更し、いよいよ縫い付けていきます。

手順6、ファスナーを口部分に縫い付ける

端から8mmのところで縫っていきます。途中、スライダーが邪魔になったら、行ったり来たり動かしながら縫います。
[前胴の下]も[前胴の上]と同様に両面テープで貼り合わせてから、端から8mmで縫います。


次は表からで、ミシンの押さえを通常の押さえに変更し、ファスナーを縫い合わせた位置から2.5~3mmで、ステッチをかけます。

胴からはみ出したファスナーの生地部分をはさみで切ります。

手順7、前胴と背胴を縫い合わせる

ファスナーを開けておき、[前胴の上]の天のラインで谷折りして、中表(表側を内側にする)にし、[前胴の下]とカマ位置を合わせます。
クリップで留めて、縫い代を8mmで、コの字型にグルっと縫います。

手順8、胴の縫い代部分に綾テープを巻く

縫い合わせた胴の縫い代部分に綾テープを巻きます。
21cmの綾テープは、胴の長手方向の両端に、15cmの綾テープは、底部分に使います。

胴の長手方向の両端に21cmの綾テープを巻きます。
上端は天に合わせて、下端は底の端から2cm上がったところまで、縫い代部分を挟み、クリップで留めます。
クリップでは心配な場合は、両面テープで貼ってください。

15cmの綾テープは、底の縫い代の中心に巻きます。両端から2cmずつ内側になります。
縫い代部分を挟み、クリップで留めます。
クリップでは心配な場合は、両面テープで貼ってください。

底部分の2つの角を6mmほど斜めにカットします。

綾テープの上を、端から8mmで縫います。

ファスナーの口から表に返します。
角は、表から目打ちで引っ張り出すようにしてください。

手順9、ストラップを作る

PPテープの140cm(150cm)の片方の端に10mmの両面テープを貼り、内側に10mm折り込みます。アジャスター(一本線送りともいう)にPPテープを下から上に通し、中心の線を超えて、次は上から下に通します。

アジャスターの位置から30mm引き出し、折り込んで、内側を両面テープで貼り付け、端から2.5~3mmのところを、表側(両面テープで貼り付けてない側)から縫います。

次に、PPテープの逆の端をナスカンに通した後、先ほどのアジャスターの下から上に通して、中心の線を超えて、上から下に通します。

その後、もうひとのナスカンを通し、PPテープの端に10mmの両面テープを貼り、内側に10mm折り込みます。ナスカンの位置からPPテープを30mm引き出し、折り込んで、内側を両面テープで貼り付け、端から2.5~3mmのところを、表側(両面テープで貼り付けてない側)から縫います。

ナスカンをDカンにつなげたら完成です。

手順10、アイロンをかける

作っている間、特に表に返すときにシワができてしまいます。
帆布の場合、霧吹きをしてから、当て布をかけ、アイロン(中温)をかけるとキレイになります。当て布をしないと生地が光ってしまいますのでご注意ください。

帆布以外の生地でお作りになった場合は、お手入れ方法をネットで検索してみてくださいね。
高温でアイロンをかけると生地がダメになってしまうものもありますので、ご注意ください。

また、帆布をはじめ、防水スプレーがかけられる生地であればバッグを使用する前にスプレーしておくことをおすすめします。防水ばかりではなく、汚れを防ぐこともできますよ。

オリジナルサコッシュが完成

手作りの縦型サコッシュが完成しました。

ファスナーを開けると、コントラストの効いた内側ポケットが。コンパクトながら必要最低限の持ち物をばっちり収納できます。
お好みの配色でぜひみなさんも作ってみてくださいね。

レザーやPVCのサコッシュも人気


minneには大人っぽいレザーサコッシュや、透け感がおしゃれなPVCサコッシュなど、さまざまな素材、デザインのサコッシュがあります。ぜひお気に入りのサコッシュを見つけてみてくださいね。


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