作品レシピ

初心者さんでも安心!つまみ細工を使った「桜」アクセサリーの作り方

つまみ細工の技法を使って、かわいいお花モチーフのアクセサリーを作りましょう。今回は、人気の「桜」の作り方を詳しくご紹介します。

つまみ細工レシピ「桜のブローチ」の作り方

春にぴったりな、つまみ細工の「桜」のブローチの作り方をminne作家のsoraさんに教えていただきました。

sora
「普段使いしやすい」をコンセプトに、洋服にも合うつまみ細工のアクセサリーを制作。
https://minne.com/@s0o3r2a8

胸もとにさりげなく添えるだけで装いがパッと華やぐ、桜のブローチを作りましょう。4.8cm×4.5cmと、大人も子どももたのしめるかわいらしいサイズ感に仕上げます。

使用する道具と材料

(道具)
・はさみ
・ピンセット
・洗濯ばさみ
・木工用ボンド(速乾タイプ)
・爪楊枝 数本
・濡れタオル(手を拭く用)
・コンパス
・クリアファイル(ボンドを置く用)
・定規
(全て100円ショップなどで揃えられます)

(材料)
・綿生地
 ピンク(2.5cm角を18枚、2cm角を3枚使用します)
 グリーン(2.5cm角を5枚、2cm角を3枚、6cm角を2枚使用します)
・パール 直径3mm
・くるみボタン 直径3cm
・厚紙
・ブローチピン
・ワイヤー #26

各綿生地は、薄い生地の方がきれいに仕上がります。また、今回はピンクを3色を使いましたが1色でも大丈夫です。お好みでご用意ください。

「桜の花びら」の作り方

手順1、綿生地をカットする

まずはじめに、2.5cm角、2cm角の正方形の型紙を作ります。

下記を参照し、型紙に合わせて生地を必要枚数分切りましょう。
花びら用だけでなく、つぼみ用、葉っぱ用などすべてまとめて切っておくとあとで楽です。

・花びら(ピンク)2.5㎝ 15枚
・花びら裏の部分(ピンク)2.5㎝ 3枚
・つぼみ(ピンク)2㎝ 3枚
・葉っぱ(グリーン)2.5㎝ 5枚
・ガク(グリーン)2㎝ 3枚

手順2、生地をつまんで折っていく

花びら用に2.5㎝角にカットした生地をピンセットで持ちます。

生地を下から上へ折り上げます。

半分に折ったら、写真のように三角形の中央線よりすこし下の位置でピンセットを挟みます。

生地の上の角を下の角に向かって折ります。このとき、しっかり折り目を入れるときれいに仕上がります。

三角形に折った生地をピラピラする方を下にして中央線よりすこし上のところをピンセットで持ちます。

写真の下の角★と☆を上に向かって♡の角に合わせます。

手順3、ボンドで接着をする

つまようじに少量のボンドを付け、3つの角が集まった部分の先端を接着します。
ボンドの付けすぎには注意です。少量の方がきれいに仕上がります。

丸つまみの完成です。
このひとつひとつが、桜の花びら1枚1枚になります。

手順4、花びらの形を整える

ボンドをつけた先を洗濯ばさみでつまみ、10分〜15分くらい乾かします。
なるべく先っぽギリギリをつまむようにしてください。
ここまでの作業を花びら用に2.5㎝にカットしたピンクの生地15枚分繰り返します。

乾いたら、はさみで花びらの底を約3分の1カットします。

先っぽの乾いたボンドが出てる部分も合わせてカットしましょう。

ピンセットで花びらの先端部分が丸くなるように形を整えます。

つまようじに少量のボンドを付け、ピンセットでつまんだ外側を写真のようにつまようじで押さえつけてへこませ、つまようじをピンセットでしっかりつまみながら10秒押さえて、形をつけます。

桜の花びらをイメージしながら、ハート形に整えます。

手順5、花びらを組み合わせて花を作る

花びら用の2.5cm角の生地15枚をすべてをハート型に整え、5枚1組で桜の花型になるように、花びら裏用の2.5cm角の生地の上にバランスよく並べて、ボンドで貼り付けます。
中心をピンセットで整えるときれいに仕上がります。中心が整わない場合は少量のボンドでくっつけるといいですよ。

ボンドが乾いたら花を正面から見たとき、周囲に2.5cm角の布がはみ出して見えないよう、余分な布をはさみで切り落とします。これを残り2つ制作します。

3つ桜の花が完成したら、花の中心にボンドを付けてパールを3つ乗せます。
これで桜の花が完成です。

「桜のつぼみ」の作り方

手順1、丸つまみを作る

続いて、桜のつぼみを作っていきましょう。
花びらと同じように、つぼみ用にカットした2cm角の生地で3つの丸つまみを作ります。

手順2、裏丸つまみにする

底をピンセットでつまみ、ボンドをしっかり付けて接着し、よく乾かします。

底が乾いたら花びらの表両サイドを引っ張ってひっくり返します。

つぼみの花びらの完成です。

これを合計3つ作ります。

手順3、剣つまみを作る

ガク用に2cmにカットしたグリーンの生地をピンセットで持ちます。

生地を下から上へ折り上げます。

写真のように、中央線よりすこし下を持ちます。

上から下へ折ります。

中央線よりすこし上の位置で持ちます。

今度は下から上に折り上げます。

3つの角を揃えて先端に少量のボンドを付けます。

洗濯ばさみでできるだけ先っぽを挟み、よく乾かしたら剣つまみの完成です。
これをあと2つ作ります。

さらに、葉っぱ用にカットした2.5cm角の生地5枚とも同様に剣つまみを作っておきましょう。

手順4、ガクを作る

先っぽが接着できたら、底部分を写真の線くらいの位置で切ります。

ボンドで接着した先っぽも切って形を整えます。

底部分にボンドを付けます。

ピンセットでしっかり閉じて、しっかり乾かします。
このとき、しっかり乾かさないと次の工程で形が崩れてしまうので注意してください。

しっかり底が接着できたら、生地の両サイドを手で引っ張ってひっくり返します。

先っぽも裏返すように引っ張ります。

形を整えたら、ガクの完成です。
これをあと2つ作ります。

手順5、つぼみとガクを組み合わせる

ワイヤーの先端に小さな輪っかを作ります。

輪っかの部分にボンドを付け、ティッシュを約3cmにちぎり、くるくる巻きます。

ティッシュ部分にボンドを付け、つぼみ3つをティッシュをぐるりと覆うようにくっつけます。

3つとも付けたら、手でしっかりつまみ、つぼみ下部分を整えます。

根元にガク3つをボンドで付けたら、桜のつぼみの完成です。

ブローチに仕立てる方法

手順1、ブローチの台を作る

くるみボタンのひとまわり大きいサイズ(6cm角)にグリーンの生地を2枚カットし、丸く切ります。
くるみボタンの上部を裏返して裏面にボンドを塗り、1枚の生地に貼り付けます。

ボタン内側のふちにボンドを塗り、シワなどができないように生地を内側に入れ込み、接着します。

厚紙を直径3.2cmの円に切り、グリーンの生地1枚数を貼り付けます。

生地を貼った丸い厚紙にボンドを塗り、くるみボタンにくっつけます。

ブローチ台が完成しました。

手順2、台に花とつぼみを付ける

完成したブローチ台にバランスよく3つの桜の花を配置し、場所が決まったらボンドで接着します。

隙間に葉っぱとつぼみ配置し、ボンドで接着してよく乾かします。

手順3、ブローチの金具を付ける

裏にブローチの金具を配置し、ボンドで接着します。


よく乾かしたら、桜のブローチの完成です!

つまみ細工ならではの立体感が、桜モチーフの華やかさをより引き立ててくれます。フォーマルな装いにもおすすめです。ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 
minneには、和服にはもちろん、洋服にもぴったりなつまみ細工のアクセサリーがたくさん。お気に入りを見つけてみてくださいね。

 
他にもつまみ細工の技法を使ったアクセサリーの作り方をご紹介しています。

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