【おいしいレシピ】冬の朝に。「とまとジュース」でつくる具だくさん野菜スープ

北海道にあるのどかな集落から届いた、「樹上完熟とまとジュース」。塩や砂糖を使わずにトマトのおいしさだけを詰め込んだジュースを使って、具だくさんのトマトスープをつくります。冷えた冬の朝に、こっくり濃厚なスープを飲んで心も体も温まりませんか。

レシピ提供・文・撮影 Rieさん
フードスタイリスト。和歌山のパン屋さんで働いていたとき、山の上から見渡せる景色に魅了されて以来、自然の中での暮らしのとりこに。休日の過ごし方はもっぱら料理。好きな野菜はオクラと白ネギとれんこん。

北海道の小さな集落から届いた「とまとジュース」

北海道むかわ町穂別は人口二千人程度の、のどかな山あいの集落。夏の早朝、とうきび畑にはクマがやってきたり、冬の夜にはふくろうの声が聞こえたりと、とにかく動物たちで溢れているそうです。
そんな穂別で4代にわたり農業を営んでいる「四代目中澤農園」さんから、この冬「樹上完熟とまとジュース」が届きました。

塩も砂糖も無添加のストレートジュース

「樹上完熟とまとジュース」は、中澤農園の中玉トマトだけを使ってつくったジュース。青い状態で収穫してから追熟させる一般的なトマトとは異なり、樹上で完熟するまでじっくりと育て、秋に収穫したトマトを使用しています。
砂糖や塩などの調味料は使わずにトマトの水分だけでつくるため、こっくり濃厚な味わいに。糖度はおよそ7.4%と、どんな方でもおいしく召し上がっていただける甘さです。

今年は残暑が厳しくトマトが赤くなるのが早かったため、例年よりもさっぱりとした甘さで、「とろり」とした舌触りに仕上がっているのだとか。

さっそく、グラスにジュースを注いでみました。かわいいエゾリスのラベルを眺めていると、畑の風景が思い浮かび、穂別に住むどうぶつたちのごちそうをおすそ分けしてもらったような気持ちなりました。

ひと口飲んでみると、トマト本来のおいしさがギュッと凝縮されていることがわかります。そのまま飲むのももちろんおいしいですが、今回はトマトの酸味と甘みを活かして、寒い朝にぴったりの野菜スープをつくりましょう。

「樹上完熟とまとジュース」はこちら

トマトの酸味と甘みをいかした具だくさんスープ

<材料>(4人分)

材料(4人分)
「とまとジュース」 600ml
ブロッコリー 1/4個
青長大根 1/2個
紅大根  1/2個
れんこん ひとふし
塩 小さじ1/2
オリーブオイル 大さじ1
 

1、野菜を食べやすい大きさに細かく切ります。

2、鍋にオリーブオイルを入れて熱し、ブロッコリー以外の野菜と塩を加え、蓋をして10分ほど蒸し煮にします。

3、「とまとジュース」とブロッコリーを加え、さらに10分ほど煮込むと完成です。
(煮詰まり具合によっては、お水を足してください)

口に運ぶとトマトの芳醇な香りが一気に広がります。トマトの酸味によって野菜のうまみが際立ち、ますますおいしくなっていますよ。

わたしは朝食にトマトスープとパン、ルイボスティーをあわせていだきました。濃厚な「とまとジュース」と野菜の水分が合わさったとろみのあるスープが、朝の冷えた体をやさしく温めてくれます。

今回は具材に大根を使いましたが、じゃがいもやにんじん、ごぼうなどの根菜類を合わせてもおいしくいただけると思います。ほかに豆を加えたトマトスープもつくりましたが絶品でした。みなさんもぜひチャレンジしてみてくださいね。

想いを次の世代へ


中澤農園さんは、トマト以外の野菜も栽培しているそうです。
雪下で冬眠熟成されたお野菜は、甘みが増してとてもおいしいので、次は中澤農園さんの野菜を使ってスープをつくりたいと思いました。

「あなたの農家になる」これが中澤農園さんのモットーです。
田舎や農家との繫がりがなくなってきている今、人々の身近な農家でありたいと願う中澤農園さんの志に心を打たれ、うつくしくも厳しい雪の畑を想像すると、自然に寄り添った暮らしを心がけたいと強く思いました。
植物たちの力強さや、農家さんの想いを消費者としてきちんと受け止め、次の世代へ、またその次の世代へと残していかなければと思うのでした。

「四代目中澤農園」について
中澤農園は北海道むかわ町穂別にて、明治時代から四代続く農家です。スイカ、穂別メロン、とうもろこし、だるまいも(長芋)などを栽培するほか、minneでは中玉トマトを使ったストレートジュースを販売しています。

中澤農園がある穂別のまちは、朝晩の寒暖差・季節間の寒暖差がとても大きい地域。「寒暖の差が作物をおいしくしてくれる」と、地形の恩恵と先人たちが長年培ってきた知恵を合わせて、厳しい自然のなかで有機質肥料を土台に農業をしています。

中澤和晴さん
大切にしていることは、地球環境、地域、農業、お客さまが持続可能性を持ちつつ調和していくこと。きれいごとのようですが、「皆が良くなれる農業」について考えながら、畑で農作業をしています。これからの四代目中澤農園の成長と自然から与えられる恵みを皆でわかち合っていける、そんな農家を目指しています。

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