インタビュー

【minne×テナライ】和モダンな魅力が満載!市宵さんのつまみ細工キット

自宅で手軽に、ものづくりのレッスン体験ができる「テナライ」を知っていますか?毎月、材料キットが届き、動画を見ながら作品をつくることができる通信講座で、minne作家さんのレッスンも大好評。「minneとものづくりと」では、ご参加いただいている作家さんに取材し、その制作秘話をうかがってきました。

自宅で手軽に、ものづくりのレッスン体験ができる「テナライ」を知っていますか?毎月、材料キットが届き、動画を見ながら作品をつくることができる通信講座で、minne作家さんのレッスンも大好評。「minneとものづくりと」では、ご参加いただいている作家さんに取材し、その制作秘話をうかがってきました。


今回は、市宵(いちしょう)さんのつまみ細工キットについてご紹介します。

プロフィール

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市宵さん

和服のみならず、洋服にも合うモダンなデザインのつまみ細工作品を制作。

“和ブーム”が到来

つまみ細工との出会いをおしえてください。

市宵娘が七五三のときに、ふと髪飾りをつくってみようと思い立って、浅草橋にあるつまみ細工専門店「つまみ堂」さんに素材を買いに行き、つくったことがきっかけです。

こちらが、お子さんのために初めてつくったというつまみ細工作品。晴れ姿をかわいらしく彩る、まるみのある花びらとドット柄がポイントです。

市宵
もともと、昔から『KIMONO姫』という着物の本を愛読していたほど、着物は好きでした。ちょうど娘の七五三のタイミングで、自分の中で“和ブーム”のようなものが起こってアンティーク着物を買いはじめたこともあり、着物に合う小物として、つまみ細工のアクセサリーをどんどんつくるようになりました。最初はネットで基本のつくり方を学んで、あとは本を買って独学です。

それまでものづくりの経験はあったんですか?

市宵
小さいころから何かをつくることは好きでした。アクセサリーをつくるにしても、すでにあるパーツを組み合わせてみたり、レジンを使ったり、刺繍をしたり、いろいろ試しましたね。その結果、わたしに合うのはつまみ細工だなって思ったんです。minneに出品をはじめてすぐに、ピックアップに掲載していただいたことも自信につながりました。

minneをはじめて1ヵ月経たないうちに、ピックアップに掲載されたという正絹でつくられた「八重桜のピアス」は今なお再販を繰り返す人気作品です。ちなみに「市宵」という作家名は、好きな漢字候補の中から選んだふたつを組み合わせたもの。「市」は作家さんの住む市川市の「市」でもあることに、選んだ後で気づいたそう。「自然と選んだのですが、DNAに染み付いている漢字なのかもしれません(笑)」と市宵さん。

独特の立体感と存在感がいい

つまみ細工の魅力はなんだと思いますか?

市宵
まず、色がある、選べるというほうが、わたしはつくっていて楽しくて。あとは布が好きなことと、つくる過程で立体感が生まれていくのがいいんですよね。つまみ細工って、どんなに小さくてもしっかり存在感があるんです。こうして並べて眺めてみると、愛おしさを感じませんか(笑)?

minneでも人気の市宵さんのつまみ細工作品は、本でもひっぱりだこ。

こちらの本に掲載されている白鳥のピアスは「minneハンドメイド大賞2017」最終ノミネート作品にも選ばれた逸品。

惜しくも受賞は逃したものの、選出されたことをきっかけに今回の「テナライ」でのキット化の声がかかったのだそうです。

繊細な印象のつまみ細工ですが、完成までにどれくらい時間がかかるんですか?

市宵
つまみ細工は、布を折りたたんで、のりの上に置いていくんですが、そのあと「待つ時間」もたくさんあるんです。すこし複雑な作品になると、その時間も合わせて、だいたい5時間くらいかかります。

時間がかかる分、完成したときの達成感が大きいでしょうね。今回はそんな作品がキット化されたわけですが、普段の作品づくりとのちがいはありましたか?

1ヶ月目に送られてくるキットがこちら。必要な材料だけでなく、ピンセットなどの道具まで入っています。

市宵
初心者向けという前提があったことと、全3回のレッスンですべてに異なる技法を入れてほしい、異なる色を使ってほしいという要望をいただいたので、いつものように思うがままにつくるのではなく、提案に提案を重ねてつくりました。キットとなると、使える布の色も限られてきたり、道具もみなさんが使いやすいものにしたり、と試行錯誤の連続でしたね。

完成したキットをご覧になっていかがですか?

市宵
初心者の方がつくりやすいように、普段の自分のやり方とは少し変えてみたり、工夫をしています。たとえば、私は普段、布を付けるためにヤマトのりを使うのですが、今回はボンドにしていたり。すべての作業工程をかなり細かくレクチャーしていますので、レッスン動画もありますが、レッスンシートだけを見ても、しっかり制作できると思います。

組み合わせてたのしむ

全3回のレッスンでつくれる作品について、おしえてください。

市宵
1ヶ月目は、同じ生地で4点(小花のブローチ、小花の髪飾り、蝶の髪飾り、大花のクリップ)のつまみ細工をつくることができます。できあがった作品はバッグにつけたり、髪飾りにしたり、お好みでいろいろたのしんでいただきたいですね。同じ生地の4点なので、浴衣コーディネートにちらしてつけたり、親子でリンクさせてつけるのもおすすめです。

市宵
2ヵ月目につくるのは椿のアクセサリーです。パールのあしらいがあるので、お着物にも浴衣にも、お洋服にも使えると思います。

市宵
3ヶ月目は、百合の髪飾りとコサージュ。難しそうに見えるかもしれませんが、スタッフの間でいちばん「つくりやすかった」という声があった作品です。華やかさのある本格的な髪飾りをつくることができますよ。

浴衣コーディネートにもぴったりで、まさに今の時期におすすめのキットですね。最後に、受講を考えている方へメッセージをお願いします!

市宵
全3回のレッスンで、つまみ細工の基本の丸つまみ、剣つまみと簡単な技法も学ぶことができます。つくっていただくなかで学んだ基本をいかして、今後、自分なりにいろんな布で、好きなかたちにアレンジしてたのしんでいただけたらうれしいです。つまみ細工は工夫次第で、大きさも自在に変えられるので、用途にあわせてつくっていただけたらと思います。

市宵さんの作品ギャラリーをみる



市宵さんのつまみ細工をはじめ、「テナライ」にはさまざまな手づくりにまつわるミニレッスンがずらりと取り揃えられています。新しい趣味をおさがしの方にもおすすめです。ぜひはじめてみてはいかがでしょうか。

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minne×テナライ



日本ヴォーグ社の作って学べるミニレッスン「テナライ」とminneの人気作家さんがコラボレーション。「上品なちりめんでつくる、市宵さんのつまみ細工」にぜひ挑戦してみてください。

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