作品説明
ケーキの上の砂糖菓子の妖精 泣き虫のトナカイ ルドルフ。
デザインフェスタ先行でお披露目となります。
★素材等★
手足が曲がり自立します。
手のひらにマグネットが仕込んであります。メモスタンドなどにも。
素材は粘土/フェイクファー/ビーズ/ワイヤーなどです。
★ルドルフのちいさなおはなし★
色とりどりのフルーツや砂糖菓子が飾られたケーキの町にもクリスマスのプレートが飾られるようになり、忙しい季節の訪れを感じさせるようになりました。ルドルフは今年もクリスマスケーキの上を彩るメレンゲ菓子の妖精として、下界に遣わされることになりました。
彼はこの時期が少しだけ憂鬱でした。ケーキの上で、踊るようにポーズをとるルドルフを最後まで食べてくれるお家はあまり多くないからです。彼の豪華な金色の角はキラキラの飴細工でできていて宝物のように輝いてそれはそれは見事なものなのですが、彼はあくまでもケーキの引き立て役なのでした。
その日も彼はあるお家の素敵なホールケーキの飾りとして、かっこよくポーズをきめていました。ですがいつもと違ったのはケーキに立てられていく小さなろうそくだったのです。やがてろうそくの灯ったケーキの前に座ったのは、一人の少年でした。そして彼は目を伏せて静かに手を組んで祈り始めたのです。ルドルフには少年の祈りが聞こえた気がしました。
ルドルフの体に積もった雪が吹き飛ばされるほどの元気な息によって、ろうそくの炎は吹き消されました。拍手とともに明るくなった部屋の中で少年は喜びました。ルドルフは真っ先にチョコプレートとろうそくとともにケーキから降ろされ、切り分けられていくケーキの影で小さくため息をつきました。その刹那、少年がルドルフを持ち上げて、大事そうに粉砂糖を払い落とし始めたのです。足の裏についた生クリームも丁寧にふき取り、ルドルフを壊れないようにそっと、乾燥材とともに瓶に入れたのです。それをどうするつもりなの?と聞かれた少年は「大事に取っておくの、僕の宝物にしたいから」と答えました。
ルドルフはうれしくなって、少年の瞳を覗き込みました。そして幸せなこの時を象徴する記念を自分に託したのだと気づきました。
胸がいっぱいになって、涙がこぼれそうになりましたがぐっとこらえました。泣いてしまったら溶けて消えてしまうからです。
ルドルフの小さな鼻は、我慢にたちまち赤くなりました。
ケーキの上の砂糖菓子の妖精 泣き虫のトナカイ ルドルフ。
デザインフェスタ先行でお披露目となります。
★素材等★
手足が曲がり自立します。
手のひらにマグネットが仕込んであります。メモスタンドなどにも。
素材は粘土/フェイクファー/ビーズ/ワイヤーなどです。
★ルドルフのちいさなおはなし★
色とりどりのフルーツや砂糖菓子が飾られたケーキの町にもクリスマスのプレートが飾られるようになり、忙しい季節の訪れを感じさせるようになりました。ルドルフは今年もクリスマスケーキの上を彩るメレンゲ菓子の妖精として、下界に遣わされることになりました。
彼はこの時期が少しだけ憂鬱でした。ケーキの上で、踊るようにポーズをとるルドルフを最後まで食べてくれるお家はあまり多くないからです。彼の豪華な金色の角はキラキラの飴細工でできていて宝物のように輝いてそれはそれは見事なものなのですが、彼はあくまでもケーキの引き立て役なのでした。
その日も彼はあるお家の素敵なホールケーキの飾りとして、かっこよくポーズをきめていました。ですがいつもと違ったのはケーキに立てられていく小さなろうそくだったのです。やがてろうそくの灯ったケーキの前に座ったのは、一人の少年でした。そして彼は目を伏せて静かに手を組んで祈り始めたのです。ルドルフには少年の祈りが聞こえた気がしました。
ルドルフの体に積もった雪が吹き飛ばされるほどの元気な息によって、ろうそくの炎は吹き消されました。拍手とともに明るくなった部屋の中で少年は喜びました。ルドルフは真っ先にチョコプレートとろうそくとともにケーキから降ろされ、切り分けられていくケーキの影で小さくため息をつきました。その刹那、少年がルドルフを持ち上げて、大事そうに粉砂糖を払い落とし始めたのです。足の裏についた生クリームも丁寧にふき取り、ルドルフを壊れないようにそっと、乾燥材とともに瓶に入れたのです。それをどうするつもりなの?と聞かれた少年は「大事に取っておくの、僕の宝物にしたいから」と答えました。
ルドルフはうれしくなって、少年の瞳を覗き込みました。そして幸せなこの時を象徴する記念を自分に託したのだと気づきました。
胸がいっぱいになって、涙がこぼれそうになりましたがぐっとこらえました。泣いてしまったら溶けて消えてしまうからです。
ルドルフの小さな鼻は、我慢にたちまち赤くなりました。