記憶をなくし土の中で目覚めた シーラ。
★シーラについて★
身長16cmほどのおんなのこ
★素材等★
手足が曲がり自立します。
手のひらにマグネットが仕込んであります。メモスタンドなどにも。
★シーラのちいさなおはなし★
気が付くと朽ちかけた木箱の中で湿った土を口いっぱいに頬張っていたシーラは、息苦しさと恐ろしさで死に物狂いで地上へ這い出ました。
あたりは暗く、ここはどうやら人気のない森の中のようでした。
シーラは自分の名前以外のことをすっかり思い出せませんでした。
シーラは土を丁寧に湖畔で洗い流し、蛍が舞う水面で自分の顔をじっと見つめました。3つ並んだ神秘的な瞳だけがらんらんと輝いています。
心細さと不安で押しつぶされそうになる時も、相反して額の瞳だけは穏やかで芯の強い光を保っているのが不思議でもあり、たった一つの救いでもありました。
夜明け、シーラは湖畔を後にします。
道なりにもぎ取って食べる、木の実の果汁で染まった手のひらを見ても何も思い出すことはありません。
ただ、道行く先々で自分がほしいと思うものが手に入り、
なんの危険にさらされることがないこの状況に、守護のようなものを感じていました。
シーラは古びた遺跡にたどり着きました。
ツタが絡んで風化してすっかりと忘れ去られた文明の墓、まるで自分のようです。
愛おしく思い、危険も顧みずに遺跡へ入ると、額の瞳がうずきはじめ、湿気っていたはずの松明に明かりがともりました。
露わになった壁画には自分と同じ3つ目の兎が描かれていました。
風化した壁画に光が走り、見知らぬ言語であるはずなのにシーラには理解できました。
彼らは死後地中深くに埋められたのち、膨大な時間をかけて復活することで永遠を保つシャーマンの一族だというのです。
しかし、その間に起きた大規模な戦争により甚大な死者が出たせいで、
シーラの帰りを待つ一族は種の保存のために世界に散らねばならなくなったようなのです。
シーラは散った彼らを呼び戻すことを決めました。
シーラは自分がどのようなものであったにしても、「記憶を無くすまでの間もこの体であり続けた」という存在の証明は、胸のうちの命に伴っていることを感じていました。
超自然的な存在と密だったこの体、種の血を引くこの瞳がある限り、
シーラはシーラだと強く確信したのです。
記憶をなくし土の中で目覚めた シーラ。
★シーラについて★
身長16cmほどのおんなのこ
★素材等★
手足が曲がり自立します。
手のひらにマグネットが仕込んであります。メモスタンドなどにも。
★シーラのちいさなおはなし★
気が付くと朽ちかけた木箱の中で湿った土を口いっぱいに頬張っていたシーラは、息苦しさと恐ろしさで死に物狂いで地上へ這い出ました。
あたりは暗く、ここはどうやら人気のない森の中のようでした。
シーラは自分の名前以外のことをすっかり思い出せませんでした。
シーラは土を丁寧に湖畔で洗い流し、蛍が舞う水面で自分の顔をじっと見つめました。3つ並んだ神秘的な瞳だけがらんらんと輝いています。
心細さと不安で押しつぶされそうになる時も、相反して額の瞳だけは穏やかで芯の強い光を保っているのが不思議でもあり、たった一つの救いでもありました。
夜明け、シーラは湖畔を後にします。
道なりにもぎ取って食べる、木の実の果汁で染まった手のひらを見ても何も思い出すことはありません。
ただ、道行く先々で自分がほしいと思うものが手に入り、
なんの危険にさらされることがないこの状況に、守護のようなものを感じていました。
シーラは古びた遺跡にたどり着きました。
ツタが絡んで風化してすっかりと忘れ去られた文明の墓、まるで自分のようです。
愛おしく思い、危険も顧みずに遺跡へ入ると、額の瞳がうずきはじめ、湿気っていたはずの松明に明かりがともりました。
露わになった壁画には自分と同じ3つ目の兎が描かれていました。
風化した壁画に光が走り、見知らぬ言語であるはずなのにシーラには理解できました。
彼らは死後地中深くに埋められたのち、膨大な時間をかけて復活することで永遠を保つシャーマンの一族だというのです。
しかし、その間に起きた大規模な戦争により甚大な死者が出たせいで、
シーラの帰りを待つ一族は種の保存のために世界に散らねばならなくなったようなのです。
シーラは散った彼らを呼び戻すことを決めました。
シーラは自分がどのようなものであったにしても、「記憶を無くすまでの間もこの体であり続けた」という存在の証明は、胸のうちの命に伴っていることを感じていました。
超自然的な存在と密だったこの体、種の血を引くこの瞳がある限り、
シーラはシーラだと強く確信したのです。