冒険を夢見る 赤の国の王子カイ。
飼い猫ちゃんをモチーフに制作しました。過去作品クゥ姫ちゃんと関連があります。
また、装飾品としっぽはお世話になったオーナー様への贈り物として特別にお仕立てしたものになります。通常オーダーではお受けできません。
★カイについて★
身長14cmほどのおとこのこ
両手にマグネット。
★カイのちいさなおはなし★
真っ赤な果物が豊かに実る情熱の国、カイはそこの次期王位継承者の王子です。奔放な妹クゥに連れられて城の外を抜け出したのをきっかけに、豊かな自然に棲む生き物たちに夢中になりました。
偶然見つけた小さな黄色い花は、抜け出すだけでも精一杯だった内気なカイの小さな勇気のともしびになりました。ですがカイは、鍵のかかるクローゼットの中に採取瓶に入った花をしまいこんでしまったのです。
王である父を尊敬していました。赤の国に最初に林檎の種をまいた父の勇気と行動力に満ちた力強さを。国を想う責任感と気まじめさから、探究心をこらえていました。
そんなカイの思惑を見抜いた王は、多種多様な食材を食事に取り入れることを厨房に指示し、教育係にも図鑑や標本を多く使うように指示しました。
御后にもあらゆる国に伝わる幻獣の伝説を読んで聞かせるように頼みこみました。カイはそういったはからいを通して徐々に冒険心を取り戻し、勇気を以て父に打ち明けたのです。
「父さま、僕はこの世に伝わる幻獣のルーツをたどりたいのです…どうか、旅に出させてください!」
父は優しい頬笑みでカイを抱き寄せると、大切なゴーグルを手渡し言いました。
「おまえは立派な私の息子だ、貪欲な探求心なくして豊かな国にはできない。多くを学んできなさい。見たいものを必ず、その目で見てくるんだ。」
優しい王、見守っていた御后、喧嘩もするけど大好きな弟リク、奔放な妹クゥそれぞれに小さくキスをすると、くすみかけていたクローゼットの鍵で扉を開け、採取瓶を取り出すとかぎしっぽにぶら下げました。
伝説の幻獣図鑑といっしょに用意していた冒険リュックを担ぎこみ、調整しなくとも肌になじむゴーグルを装着すると、カイは城を出ました。
これからカイ自身で切り開く、伝説にも載っていない不思議な冒険が始まります。走り去る後ろ姿は、若かったころの王によく似ていました。
冒険を夢見る 赤の国の王子カイ。
飼い猫ちゃんをモチーフに制作しました。過去作品クゥ姫ちゃんと関連があります。
また、装飾品としっぽはお世話になったオーナー様への贈り物として特別にお仕立てしたものになります。通常オーダーではお受けできません。
★カイについて★
身長14cmほどのおとこのこ
両手にマグネット。
★カイのちいさなおはなし★
真っ赤な果物が豊かに実る情熱の国、カイはそこの次期王位継承者の王子です。奔放な妹クゥに連れられて城の外を抜け出したのをきっかけに、豊かな自然に棲む生き物たちに夢中になりました。
偶然見つけた小さな黄色い花は、抜け出すだけでも精一杯だった内気なカイの小さな勇気のともしびになりました。ですがカイは、鍵のかかるクローゼットの中に採取瓶に入った花をしまいこんでしまったのです。
王である父を尊敬していました。赤の国に最初に林檎の種をまいた父の勇気と行動力に満ちた力強さを。国を想う責任感と気まじめさから、探究心をこらえていました。
そんなカイの思惑を見抜いた王は、多種多様な食材を食事に取り入れることを厨房に指示し、教育係にも図鑑や標本を多く使うように指示しました。
御后にもあらゆる国に伝わる幻獣の伝説を読んで聞かせるように頼みこみました。カイはそういったはからいを通して徐々に冒険心を取り戻し、勇気を以て父に打ち明けたのです。
「父さま、僕はこの世に伝わる幻獣のルーツをたどりたいのです…どうか、旅に出させてください!」
父は優しい頬笑みでカイを抱き寄せると、大切なゴーグルを手渡し言いました。
「おまえは立派な私の息子だ、貪欲な探求心なくして豊かな国にはできない。多くを学んできなさい。見たいものを必ず、その目で見てくるんだ。」
優しい王、見守っていた御后、喧嘩もするけど大好きな弟リク、奔放な妹クゥそれぞれに小さくキスをすると、くすみかけていたクローゼットの鍵で扉を開け、採取瓶を取り出すとかぎしっぽにぶら下げました。
伝説の幻獣図鑑といっしょに用意していた冒険リュックを担ぎこみ、調整しなくとも肌になじむゴーグルを装着すると、カイは城を出ました。
これからカイ自身で切り開く、伝説にも載っていない不思議な冒険が始まります。走り去る後ろ姿は、若かったころの王によく似ていました。