辺境技師ノ胸飾り-宵待-

※既出作品【辺境技師ノ胸飾り】の派生作品となります。 【辺境に在るその工房で、 今日も老技師は静かに微笑む。】 【―…今夜は宵のソラを見上げるといい。 お前が呑み込んだ塊を、静かに融かしてくれるだろうから。】 >>>繊細な装飾が施された真鍮古美の台座に、 ヴィンテージの時計ムーブメントと文字盤、 極小の歯車たちを埋め込んで、ブローチに仕立ててみました。 それぞれが小振りなパーツながら、 ヴィンテージならではの味わい、風合いを静かに漂わせており、装飾品としての存在感を放ちます。 今回は、夜の帳が降りる直前の宵空を彷彿とさせる、 細かいグラデーションのかかった文字盤を埋め込んでみました。 台座の外側には、 紅、翠、琥珀いろのヴィンテージグラスストーン達が、 中央の装飾に、そっと寄り添う挿し色として眠っています。 >>>雪融けの春を迎えるこの季節には、 トレンチコートやブラウスの襟元等の他、 ハットピンのように、帽子を飾る装飾品として活用して頂いても良いやも知れません。 縦付け×横付けと、 色々な角度で留めて、パーツの見栄えの変化を楽しんで頂ければ幸いです。 無の状態からナニカを造り上げる、 辺境でひっそりと生きる職人技師が愛用したブローチ… そんなイメージで、お造り致しました。 ヴィンテージパーツを遣った装飾品に惹かれる方、 ブローチを蒐集することに喜びを感じられる方にも。 ＊使用素材＊ ブローチ台座（真鍮古美） ヴィンテージグラスストーン ヴィンテージウォッチパーツ（歯車、文字盤、ムーブメント） 極小スワロフスキー ブローチピン（真鍮、金古美） レジン