作品説明
芋虫の相棒ミルグと一緒に旅する シャイ。
★シャイについて★
身長13.5cmほどのおとこのこ
芋虫の相棒ミルグもおとこのこ
体長6cmほど
★素材等★
手足が曲がり自立します。
上の手にマグネットが仕込んであります。メモスタンドにも。
瞳からすべて手作りしており、二つとして同じものはありません。
---------
★シャイのちいさなおはなし★
酷く暑い日でした。シャイは葉の影から顔を出すと、強い日差しに目を細めました。
白い雲が列をなして山の向こうを越えていくのを眺め、自分の足元の小さなアリたちのようだなと思いました。
地上の黒い小さな雲たちもせっせと砂糖粒を抱えて巣に戻っていきます。
やがて葉の下にいるのは自分と相棒のミルグだけになり、自分たちもここを離れる時が来たと風を頬に受けてそう感じたのです。
芋虫のミルグは変わってしまう姿を恐れて繭になるのを嫌がり、暑さを避けて世界中を旅しています。
シャイはその自由な生き方に憧れて、ミルグと一緒に連れ添ってあちらこちらを放浪しているのです。
緑色の薄羽根が旅には欠かせない移動手段になり、
素早い移動ができないミルグは、シャイの薄緑の羽根を少しだけうらやましく思っていました。
ないものねだりの二人は、お互いを尊く思っていましたが、恥ずかしいので口にはしませんでした。
シャイとミルグは、流れて行った雲を追いかけることにしました。
ミルグを下の両手で抱えて器用に風を読みながら飛び立つと、
二人が過ごしたアジサイの葉が見えました。
二人はこれまでに過ごしてきた世界中の葉の影を想いました。
目印に建てた枯れ枝の旗が、さよならをするように虫食いの葉を揺らします。
二人はいつものように小さく歌いました。
さようなら
ぼくたちがすごした あおいはのかげ
ひっそりと ぼくらをひみつにして
おもいでをかかえたつぼみよ またあえるひまで
はなひらけ おもいでのつぼみよ
二人が過ごした葉の影が、また世界に一つ増えました。
行く先でまた安らぎの葉の影を見つけたのなら、二人の仲はまた一つ深まります。
永遠を追い求めて旅をするミルグの姿が変わってしまったとしても、
緑の薄羽がやがて風を受けられなくなったとしても、
二人はずっと、ともだちです。
芋虫の相棒ミルグと一緒に旅する シャイ。
★シャイについて★
身長13.5cmほどのおとこのこ
芋虫の相棒ミルグもおとこのこ
体長6cmほど
★素材等★
手足が曲がり自立します。
上の手にマグネットが仕込んであります。メモスタンドにも。
瞳からすべて手作りしており、二つとして同じものはありません。
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★シャイのちいさなおはなし★
酷く暑い日でした。シャイは葉の影から顔を出すと、強い日差しに目を細めました。
白い雲が列をなして山の向こうを越えていくのを眺め、自分の足元の小さなアリたちのようだなと思いました。
地上の黒い小さな雲たちもせっせと砂糖粒を抱えて巣に戻っていきます。
やがて葉の下にいるのは自分と相棒のミルグだけになり、自分たちもここを離れる時が来たと風を頬に受けてそう感じたのです。
芋虫のミルグは変わってしまう姿を恐れて繭になるのを嫌がり、暑さを避けて世界中を旅しています。
シャイはその自由な生き方に憧れて、ミルグと一緒に連れ添ってあちらこちらを放浪しているのです。
緑色の薄羽根が旅には欠かせない移動手段になり、
素早い移動ができないミルグは、シャイの薄緑の羽根を少しだけうらやましく思っていました。
ないものねだりの二人は、お互いを尊く思っていましたが、恥ずかしいので口にはしませんでした。
シャイとミルグは、流れて行った雲を追いかけることにしました。
ミルグを下の両手で抱えて器用に風を読みながら飛び立つと、
二人が過ごしたアジサイの葉が見えました。
二人はこれまでに過ごしてきた世界中の葉の影を想いました。
目印に建てた枯れ枝の旗が、さよならをするように虫食いの葉を揺らします。
二人はいつものように小さく歌いました。
さようなら
ぼくたちがすごした あおいはのかげ
ひっそりと ぼくらをひみつにして
おもいでをかかえたつぼみよ またあえるひまで
はなひらけ おもいでのつぼみよ
二人が過ごした葉の影が、また世界に一つ増えました。
行く先でまた安らぎの葉の影を見つけたのなら、二人の仲はまた一つ深まります。
永遠を追い求めて旅をするミルグの姿が変わってしまったとしても、
緑の薄羽がやがて風を受けられなくなったとしても、
二人はずっと、ともだちです。