作品説明
ARABIAの装飾画家ヒルッカ・リーサ・アホラ(HLA)のフラワーベースです。白い地に、花びらを幾重にも重ねた黄色い花とつぼみが、細い黒の線と緑の葉とともにあしらわれています。
細い首の上で口が杯のように開いた、背の高い瓶形で、丈のある花を生けるために作られました。
ヒルッカ・リーサ・アホラ — 青い花を描き続けたARABIAの装飾画家
ヒルッカ・リーサ・アホラ(Hilkka-Liisa Ahola、1920–2009)は、ヘルシンキ生まれの装飾画家・陶芸家です。1947年にARABIAに正式に入社し、花柄や女性像をあしらった作品を数多く手がけました。青を基調とした花のモチーフで知られ、1968年にはイタリアのファエンツァ国際陶芸ビエンナーレでグランプリを受賞し、これを機にARABIA美術部のアトリエへ移りました。
ARABIA — フィンランドが世界に誇る陶磁器の名窯
1873年、スウェーデンのロールストランド社がヘルシンキに設立した分工場がARABIAの始まりです。当初はロシア帝国向けの陶磁器を生産していましたが、1916年にフィンランド資本の企業となり、20世紀半ばにはフィンランド最大の陶磁器メーカーへと成長しました。
黄金時代を築いたデザイナーたち
カイ・フランク(1911–1989)は「フィンランドデザインの良心」と呼ばれ、キルタ(後のティーマ)やカルティオなど、無駄を削ぎ落とした機能美の名作を生み出しました。
ウラ・プロコッペ(1921–1968)は、コバルトブルーの手描きが美しいバレンシア(1960–2002年)と、鉄粉を施した独特の土色が魅力のルスカ(1960年代–1999年)を手がけました。ルスカの粗い表面は日本の楽焼に似た風合いで、北欧と日本の美意識の近さを感じさせます。
このほか、ビルガー・カイピアイネン(1915–1988)は「装飾の王」と呼ばれ、名作パラティッシをはじめ華やかな装飾陶芸を制作。エステリ・トムラはフローラシリーズの植物画で知られ、ライヤ・ウオシッキネンも数多くの装飾パターンを手がけました。
ヴィンテージの見分け方 — バックスタンプ(刻印)ガイド
・1874〜1930年頃:素地への型押し(インプレスト)が主流。1878年以降はフィンランドの紋章入りカラーマークも併用。
・1932〜1949年:クルト・エクホルムがデザインした「パイプスタンプ」。工場に導入されたトンネル窯を表現したデザイン。
・1949〜2014年:クラウンマーク(王冠)。1964年、1971年、1975年、1981年、2014年に更新。
・生産年の読み方:1940年代以降は月→年の順で数字が刻印。2等品にはローマ数字IIや色付きドットが付されます。
・2016年以降:ヘルシンキ工場は2016年3月に閉鎖され、現在はタイとルーマニアで生産。ヴィンテージ品はすべてフィンランド製で、「MADE IN FINLAND」の刻印があります。
■詳細スペック
・メーカー:ARABIA / アラビア
・デザイナー:Hilkka-Liisa Ahola / ヒルッカ・リーサ・アホラ
・製造国:フィンランド
・サイズ:直径8cm 高さ21cm
・サイン:底面にARABIAの文字とHLAのサイン
■コンディション:貫入あり
未使用のデッドストック品です。口の部分に薄く貫入が見られます。貫入とは製造工程の焼成時に釉薬面に走るヒビで、本体そのもののダメージではありません。
ARABIAの装飾画家ヒルッカ・リーサ・アホラ(HLA)のフラワーベースです。白い地に、花びらを幾重にも重ねた黄色い花とつぼみが、細い黒の線と緑の葉とともにあしらわれています。
細い首の上で口が杯のように開いた、背の高い瓶形で、丈のある花を生けるために作られました。
ヒルッカ・リーサ・アホラ — 青い花を描き続けたARABIAの装飾画家
ヒルッカ・リーサ・アホラ(Hilkka-Liisa Ahola、1920–2009)は、ヘルシンキ生まれの装飾画家・陶芸家です。1947年にARABIAに正式に入社し、花柄や女性像をあしらった作品を数多く手がけました。青を基調とした花のモチーフで知られ、1968年にはイタリアのファエンツァ国際陶芸ビエンナーレでグランプリを受賞し、これを機にARABIA美術部のアトリエへ移りました。
ARABIA — フィンランドが世界に誇る陶磁器の名窯
1873年、スウェーデンのロールストランド社がヘルシンキに設立した分工場がARABIAの始まりです。当初はロシア帝国向けの陶磁器を生産していましたが、1916年にフィンランド資本の企業となり、20世紀半ばにはフィンランド最大の陶磁器メーカーへと成長しました。
黄金時代を築いたデザイナーたち
カイ・フランク(1911–1989)は「フィンランドデザインの良心」と呼ばれ、キルタ(後のティーマ)やカルティオなど、無駄を削ぎ落とした機能美の名作を生み出しました。
ウラ・プロコッペ(1921–1968)は、コバルトブルーの手描きが美しいバレンシア(1960–2002年)と、鉄粉を施した独特の土色が魅力のルスカ(1960年代–1999年)を手がけました。ルスカの粗い表面は日本の楽焼に似た風合いで、北欧と日本の美意識の近さを感じさせます。
このほか、ビルガー・カイピアイネン(1915–1988)は「装飾の王」と呼ばれ、名作パラティッシをはじめ華やかな装飾陶芸を制作。エステリ・トムラはフローラシリーズの植物画で知られ、ライヤ・ウオシッキネンも数多くの装飾パターンを手がけました。
ヴィンテージの見分け方 — バックスタンプ(刻印)ガイド
・1874〜1930年頃:素地への型押し(インプレスト)が主流。1878年以降はフィンランドの紋章入りカラーマークも併用。
・1932〜1949年:クルト・エクホルムがデザインした「パイプスタンプ」。工場に導入されたトンネル窯を表現したデザイン。
・1949〜2014年:クラウンマーク(王冠)。1964年、1971年、1975年、1981年、2014年に更新。
・生産年の読み方:1940年代以降は月→年の順で数字が刻印。2等品にはローマ数字IIや色付きドットが付されます。
・2016年以降:ヘルシンキ工場は2016年3月に閉鎖され、現在はタイとルーマニアで生産。ヴィンテージ品はすべてフィンランド製で、「MADE IN FINLAND」の刻印があります。
■詳細スペック
・メーカー:ARABIA / アラビア
・デザイナー:Hilkka-Liisa Ahola / ヒルッカ・リーサ・アホラ
・製造国:フィンランド
・サイズ:直径8cm 高さ21cm
・サイン:底面にARABIAの文字とHLAのサイン
■コンディション:貫入あり
未使用のデッドストック品です。口の部分に薄く貫入が見られます。貫入とは製造工程の焼成時に釉薬面に走るヒビで、本体そのもののダメージではありません。