ハンドメイドマーケット minne(ミンネ)
通報

月夜に咲く花|H-5

350円
残り1点

ひとり1点まで

0

作品説明

夜がいちばん深くなったころ。 古い館の音楽会も終わり、 おばけたちは静かに庭へ出てきました。 空には、大きな満月。 さっきまで聞こえていた音楽も、 子どもたちの笑い声も、 今は遠い夜の向こうへ消えていきます。 「もう、終わっちゃうのかな……」 小さなおばけが、少し寂しそうにつぶやきました。 すると―― 月明かりの下で、 庭の花がひとつ、ふわりと開きました。 続いて、もうひとつ。 そしてまた、ひとつ。 夜の庭いっぱいに、 白や紫の花が静かに咲いていきます。 「わあ……」 おばけたちは声を失って、 ただその景色を眺めました。 それは、ハロウィンの夜にだけ咲くという、 月夜の花でした。 花びらには月の光が宿り、 風が吹くたび、小さな光の粒が空へ舞い上がります 。 その光を見ていると、 楽しかった今夜の出来事が、ひとつひとつ思い出されました。 子どもたちの笑顔。 おばけたちの笑い声。 館に響いたヴァイオリンの音。 そして、みんなで過ごした月夜。 「来年も、また会えるかな?」 誰かが尋ねると、 大きなおばけが笑いました。 「もちろん。 この月が照らしてくれる限り、きっと会えるよ」 やがて夜明けが近づき、 おばけたちはひとり、またひとりと館へ戻っていきます。 最後に残った小さなおばけは、 月夜に咲く花を一輪だけ見つめました。 そして、 「また来年ね」 と、小さく手を振りました。 朝が来ると、花もおばけたちも、 すっかり姿を消していました。 けれど―― 古い館の庭には、 一枚だけ銀色に輝く花びらが残っていました。 それはきっと、 次のハロウィンへ続く、小さな約束。
夜がいちばん深くなったころ。 古い館の音楽会も終わり、 おばけたちは静かに庭へ出てきました。 空には、大きな満月。 さっきまで聞こえていた音楽も、 子どもたちの笑い声も、 今は遠い夜の向こうへ消えていきます。 「もう、終わっちゃうのかな……」 小さなおばけが、少し寂しそうにつぶやきました。 すると―― 月明かりの下で、 庭の花がひとつ、ふわりと開きました。 続いて、もうひとつ。 そしてまた、ひとつ。 夜の庭いっぱいに、 白や紫の花が静かに咲いていきます。 「わあ……」 おばけたちは声を失って、 ただその景色を眺めました。 それは、ハロウィンの夜にだけ咲くという、 月夜の花でした。 花びらには月の光が宿り、 風が吹くたび、小さな光の粒が空へ舞い上がります 。 その光を見ていると、 楽しかった今夜の出来事が、ひとつひとつ思い出されました。 子どもたちの笑顔。 おばけたちの笑い声。 館に響いたヴァイオリンの音。 そして、みんなで過ごした月夜。 「来年も、また会えるかな?」 誰かが尋ねると、 大きなおばけが笑いました。 「もちろん。 この月が照らしてくれる限り、きっと会えるよ」 やがて夜明けが近づき、 おばけたちはひとり、またひとりと館へ戻っていきます。 最後に残った小さなおばけは、 月夜に咲く花を一輪だけ見つめました。 そして、 「また来年ね」 と、小さく手を振りました。 朝が来ると、花もおばけたちも、 すっかり姿を消していました。 けれど―― 古い館の庭には、 一枚だけ銀色に輝く花びらが残っていました。 それはきっと、 次のハロウィンへ続く、小さな約束。

作品情報

サイズ

重さ 1g/ 縦3.3cm 横3.4cm

発送までの目安

3日

配送方法・送料

クリックポスト
185円(追加送料:0円)
全国一律

購入の際の注意点

ご購入前にご確認ください。 ・ひとつひとつ手作業で制作しております。 色の混ざり方や気泡の入り方に個体差がございます。 ・強い力を加えると割れる可能性がありますので、お取り扱いにはご注意ください。 ・撮影環境により、実際の色味と多少異なる場合がございます。 ・封蝋パーツとしての販売です。 粘着加工はしておりません。 小さなゆらぎも含めて、 作品の個性としてお楽しみいただけましたら幸いです。

レビュー