ハンドメイドマーケット minne(ミンネ)
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秋のはじまり|ME-1

350
残り1

ひとり1まで

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作品説明

第一話 「秋のはじまり」 古い庭には、まだ夏の名残が残っていた。 昼間は蝉の声が遠くから聞こえ、 木々の葉は青々としている。 けれど、夕暮れが近づくと、 風の中にほんの少しだけ涼しさが混じるようになった。 その日、庭を歩いていた少女は、 いつものように古い花壇の前で足を止めた。 夏の間、何度も通った場所。 けれど―― そこに咲いている花が、昨日までとは少し違って見えた。 柔らかな秋色をまとった花が、 二輪、静かに咲いていた。 「……秋が来たのね」 少女がそっと花に触れる 。 花びらは夕暮れの光を受けて、 淡い橙色に輝いていた。 まだ暑い。 まだ夏は終わっていない。 それでも、この庭には確かに、 小さな秋が訪れていた。 少女は花を摘まず、その姿をしばらく眺めた。 そして、この景色を忘れたくないと思った。 やがて夜が来れば、 この花も、今日の光も、 いつか記憶の中へ消えてしまう。 だから少女は一通の手紙を取り出し、 今日見つけた「秋のはじまり」を綴った。 ――古い庭に、今年最初の秋が咲きました。 手紙を折り、封をする。 最後に、庭で見つけた花の印を そっと封蝋に残した。 夕暮れ色の小さな封蝋。 それは、誰かに届けるための手紙であると同時に、 この庭に訪れた最初の秋を、忘れないための小さな記憶だった。 そして今日も、黄昏の庭には静かな風が吹いている。 秋はまだ始まったばかりだった。
第一話 「秋のはじまり」 古い庭には、まだ夏の名残が残っていた。 昼間は蝉の声が遠くから聞こえ、 木々の葉は青々としている。 けれど、夕暮れが近づくと、 風の中にほんの少しだけ涼しさが混じるようになった。 その日、庭を歩いていた少女は、 いつものように古い花壇の前で足を止めた。 夏の間、何度も通った場所。 けれど―― そこに咲いている花が、昨日までとは少し違って見えた。 柔らかな秋色をまとった花が、 二輪、静かに咲いていた。 「……秋が来たのね」 少女がそっと花に触れる 花びらは夕暮れの光を受けて、 淡い橙色に輝いていた。 まだ暑い。 まだ夏は終わっていない。 それでも、この庭には確かに、 小さな秋が訪れていた。 少女は花を摘まず、その姿をしばらく眺めた。 そして、この景色を忘れたくないと思った。 やがて夜が来れば、 この花も、今日の光も、 いつか記憶の中へ消えてしまう。 だから少女は一通の手紙を取り出し、 今日見つけた「秋のはじまり」を綴った。 ――古い庭に、今年最初の秋が咲きました。 手紙を折り、封をする。 最後に、庭で見つけた花の印を そっと封蝋に残した。 夕暮れ色の小さな封蝋。 それは、誰かに届けるための手紙であると同時に、 この庭に訪れた最初の秋を、忘れないための小さな記憶だった。 そして今日も、黄昏の庭には静かな風が吹いている。 秋はまだ始まったばかりだった。

作品情報

サイズ

重さ 1g/縦3cm 横3.2cm

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3日

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185追加送料0円)
全国一律

購入の際の注意点

ご購入前にご確認ください。 ・ひとつひとつ手作業で制作しております。 色の混ざり方や気泡の入り方に個体差がございます。 ・強い力を加えると割れる可能性がありますので、お取り扱いにはご注意ください。 ・撮影環境により、実際の色味と多少異なる場合がございます。 ・封蝋パーツとしての販売です。 粘着加工はしておりません。 小さなゆらぎも含めて、 作品の個性としてお楽しみいただけましたら幸いです。

レビュー