作品説明
死と再生を司る ヴェンデル。
★ヴェンデルについて★
身長13cmほど/性別不明
★素材等★
両手に磁石が仕込んであります。大鎌とドクロのネックレスは着脱可能。
素材は粘土/フェイクファー/ビーズ/ワイヤー/レジンなどです。
瞳からすべて手作りしており、二つとして同じものはありません。
お迎えしてくださった方には
ヴェンデルの「ちいさなおはなし」をプレゼントいたします♡
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★ヴェンデルのちいさなおはなし★
陽の光がようやく消えるとランタンがゆら…と光りだしました。
ヴェンデルは地上に落ちた小鳥を見下ろしていました。
昇り始めた満月が、大鎌をもう一つの三日月のように照らしています。
大鎌で小鳥の頭上を刈り取ると弱々しい呼吸は止まりました。
ヴェンデルは死の様子を静かに見守ると、ランタンを掲げます。
一層青く光り始めたランタンの光は、鼓動の様に瞬いてヴェンデルの顔を下から照らします。
そしてぬくもりの消えた小鳥の傍から立ち去りました。ヴェンデルはこの瞬間が嫌でした。
自分の仕事をいつも見つめる優しい光が、今は自分をまるで責めているように感じます。
なぜ私が?悔しくなって睨んでいると、月は不自然に欠けていきました。
細く浸食されている月は、うろたえている合間に完全に姿を消しました。
月のない世界、虫の鳴き声も止まってしんとした静寂が、堪らなく不愉快でした。
ヴェンデルはこの夜、完全に一人になった気がしてランタンを引き寄せて胸に抱きました。
骨に残った死肉の香り、声にならない悲鳴、乾いていく瞳…。
奪った魂、空になった体は私を怨んでいるだろうか?
自分が与える眠りの先を知らないのです。
ヴェンデルは悲しくなり、涙は暗い世界を歪ませました。
落ちそうな涙は、いつの間にか再び開かれた空の瞳に照らされました。
瞳は徐々にその姿を取り戻し、ヴェンデルに柔らかく触れたようでした。
木の上でヒナが、今鳴きはじめました。
ヴェンデルはランタンのガラス戸をあけました。
解き放たれた美しい青い光たちは、ヴェンデルの周りを数回回って月の元へ去りました。
空になったランタンを抱えて、ヴェンデルはその小鳥の顔を黙って、静かに眺めます。
小鳥の顔は、今はただ安らかでした。
死と再生を司る ヴェンデル。
★ヴェンデルについて★
身長13cmほど/性別不明
★素材等★
両手に磁石が仕込んであります。大鎌とドクロのネックレスは着脱可能。
素材は粘土/フェイクファー/ビーズ/ワイヤー/レジンなどです。
瞳からすべて手作りしており、二つとして同じものはありません。
お迎えしてくださった方には
ヴェンデルの「ちいさなおはなし」をプレゼントいたします♡
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★ヴェンデルのちいさなおはなし★
陽の光がようやく消えるとランタンがゆら…と光りだしました。
ヴェンデルは地上に落ちた小鳥を見下ろしていました。
昇り始めた満月が、大鎌をもう一つの三日月のように照らしています。
大鎌で小鳥の頭上を刈り取ると弱々しい呼吸は止まりました。
ヴェンデルは死の様子を静かに見守ると、ランタンを掲げます。
一層青く光り始めたランタンの光は、鼓動の様に瞬いてヴェンデルの顔を下から照らします。
そしてぬくもりの消えた小鳥の傍から立ち去りました。ヴェンデルはこの瞬間が嫌でした。
自分の仕事をいつも見つめる優しい光が、今は自分をまるで責めているように感じます。
なぜ私が?悔しくなって睨んでいると、月は不自然に欠けていきました。
細く浸食されている月は、うろたえている合間に完全に姿を消しました。
月のない世界、虫の鳴き声も止まってしんとした静寂が、堪らなく不愉快でした。
ヴェンデルはこの夜、完全に一人になった気がしてランタンを引き寄せて胸に抱きました。
骨に残った死肉の香り、声にならない悲鳴、乾いていく瞳…。
奪った魂、空になった体は私を怨んでいるだろうか?
自分が与える眠りの先を知らないのです。
ヴェンデルは悲しくなり、涙は暗い世界を歪ませました。
落ちそうな涙は、いつの間にか再び開かれた空の瞳に照らされました。
瞳は徐々にその姿を取り戻し、ヴェンデルに柔らかく触れたようでした。
木の上でヒナが、今鳴きはじめました。
ヴェンデルはランタンのガラス戸をあけました。
解き放たれた美しい青い光たちは、ヴェンデルの周りを数回回って月の元へ去りました。
空になったランタンを抱えて、ヴェンデルはその小鳥の顔を黙って、静かに眺めます。
小鳥の顔は、今はただ安らかでした。