伝筐・Denkyo（オブジェ / Sculpture）

■説明 陶のオブジェです。 小生の様な小さな人生の中でも、年月を重ねるごとにさまざまな変化を経験してきました。
 喜びもあれば苦痛もある。けれど、それらもやがて形を変えて過ぎ去っていきます。 振り返ると、苦しみの中にも学びがあり、喜びの中にも気づきがありました。 
夜明け前の群青と、朝日の朱が重なり合い、やがて柔らかな紫に融けていくように。 そのイメージを立体にすると、群青と朱が隣り合いながら巡る円柱のような姿に重なります。
節を迎え、方向を変えながら進む姿は、有機的で歪で、ヒトという性（さが）の中にあるように思います。 けれど、これは悲観ではありません。 
喜びの中に苦痛があり、苦痛の中にも喜びがある。 人の生が不完全であると気付ければ、囚われずに、一度きりの人生を歩めるのではないでしょうか。 
欠けても割れても、まだ輝いているから、 また明日へと羽ばたける気がしています。 ・伝統的な陶芸技法で成形した後、電気窯による高温焼成を施しています。 ・プリミティブとモダンが交差する造形は、あらゆるインテリアスタイルに調和します。 ■サイズ 高さ：30cm 横幅：44cm 奥行き：27cm ■素材 陶器 木材 ステンレススチール プラスチック樹脂 ■作品の特性について ・手作りの為、色・大きさ等は、表示サイズや写真と、多少異なる事がございます。 ・ご不明な点や、ご質問があれば、おしらせください。