第8話 『星の きおく』
夜の森。星がいちばん よく見えるところへ
くうちゃんが ふたりを連れていった。
「ここはね、“星のきおく”が 聞こえる場所なんだ。」
くうちゃんは目をとじて、小さな声で話しはじめた。
「むかし、プレアデスの星の ひとつが、涙をこぼした。
それが、ここまで とどいたんだよ。
だから、この森では、夜になると
“やさしさの記憶”が 響くんだ。」
ふたりは 静かに星を見あげた。
“ポッ…ポッ…”と、あたたかい音が聞こえた気がした。
それは、やさしさが ひかりに なった音。
ちきゅうまるは 思った。
「ぼくたちの旅も、きっと誰かの 星の記憶になるのかも。」
くうちゃんが うなずく。
“そうだね。だから、今日の夜も たいせつだよ。”
End…☆彡
おまけ♡読み聞かせにも♪ハンドパペットはいかが?💝
第8話 『星の きおく』
夜の森。星がいちばん よく見えるところへ
くうちゃんが ふたりを連れていった。
「ここはね、“星のきおく”が 聞こえる場所なんだ。」
くうちゃんは目をとじて、小さな声で話しはじめた。
「むかし、プレアデスの星の ひとつが、涙をこぼした。
それが、ここまで とどいたんだよ。
だから、この森では、夜になると
“やさしさの記憶”が 響くんだ。」
ふたりは 静かに星を見あげた。
“ポッ…ポッ…”と、あたたかい音が聞こえた気がした。
それは、やさしさが ひかりに なった音。
ちきゅうまるは 思った。
「ぼくたちの旅も、きっと誰かの 星の記憶になるのかも。」
くうちゃんが うなずく。
“そうだね。だから、今日の夜も たいせつだよ。”
End…☆彡
おまけ♡読み聞かせにも♪ハンドパペットはいかが?💝