銀鼠の縮緬に薄墨色の波頭。鴛鴦と春秋の花が集う気品の和着

風景の象徴だった「波」がさまざまに意匠化され、着物の文様として人々に愛されるようになったのは桃山時代から。 江戸時代には友禅染めも盛んになり、とらえどころのない波がしらなど自然の文様が図案化されて、草や花と組み合わせた、アレンジメントなモチーフが好まれるようになりました。 鴛鴦と花々が、ベーシックな鼠色の縮緬に美しい彩色で描き出された小紋の着尺。 弾むフェミニンとでも、思わず形容したくなるような可憐。 リズミカルな波に可愛らしい梅や菊。 春と秋を代表する花が鴛鴦とともに描かれています。 纏うたび、優雅で愉しい時間をもたらしてくれそうです。 染めの確かさと美しさは、加賀友禅小紋ならでは。 おうちでくつろぐ、そして軽やかなお出かけに、ちょっぴりクラシカルな和着をさらりと羽織って 麗しきお時間をお過ごしくださいますように。 お洗濯はお水で。おしゃれ着専用洗剤をお勧めします。ドラム式洗濯機でしたら、洗濯用ネットに入れて緩やかな水流で洗っていただければ、手洗いにこだわる必要はありません。洗濯後は速やかに陰干し。アイロンも高温で構いません。衣桁という着物専用のハンガーをお使いになると、干すときや収納に便利です。和装販売店でお求めいただければ幸いです。