■この布を最大限活かした作品を作りたい!と思いコートを仕立てました■
国産ウール生地の一大産地と言えば尾州です。
そんな尾州のウール100%の古い布を手に入れました。
こちらの布は10×20cmの長方形の格子が並んでいるのですが、
上下・左右の隣り合った格子がみんな少しずつ違う色になっています。
一枚の布上で左上の格子がいちばん淡く、右に、下にいくほど色が濃くなっていく
というおもしろい布でした。
コートの写真を見ていただくと、表、背、袖とすべて色合いが異なっていますが、
一枚の布から裁ったものです。
詳しい方の話によると、「見本布」として織られた布だろうとのこと。
糸の色合いを変えて織り、どの色を製品化するか見るための布だそうです。
一般にはもちろん出回らない貴重な布です。
今回なるべく布を裁たずに、この布を活かしたものを作ろうと、コートを仕立てました。
私の好きなラグラン袖、スタンドカラー、ポケットも邪魔にならないよう脇ポケット。
ボタンは端切れを利用したくるみボタンですが、すべて違う色のボタンにしました。
紳士物のように左前になっているのは、そのほうが色味がかわいかったから。
限られた布上で型紙を置かなければならなかったので左前になりました。
■この布を最大限活かした作品を作りたい!と思いコートを仕立てました■
国産ウール生地の一大産地と言えば尾州です。
そんな尾州のウール100%の古い布を手に入れました。
こちらの布は10×20cmの長方形の格子が並んでいるのですが、
上下・左右の隣り合った格子がみんな少しずつ違う色になっています。
一枚の布上で左上の格子がいちばん淡く、右に、下にいくほど色が濃くなっていく
というおもしろい布でした。
コートの写真を見ていただくと、表、背、袖とすべて色合いが異なっていますが、
一枚の布から裁ったものです。
詳しい方の話によると、「見本布」として織られた布だろうとのこと。
糸の色合いを変えて織り、どの色を製品化するか見るための布だそうです。
一般にはもちろん出回らない貴重な布です。
今回なるべく布を裁たずに、この布を活かしたものを作ろうと、コートを仕立てました。
私の好きなラグラン袖、スタンドカラー、ポケットも邪魔にならないよう脇ポケット。
ボタンは端切れを利用したくるみボタンですが、すべて違う色のボタンにしました。
紳士物のように左前になっているのは、そのほうが色味がかわいかったから。
限られた布上で型紙を置かなければならなかったので左前になりました。