幻想の湖がある森に調査に行ったある日、一人のエルフに出会った。
歌いながら木の実を摘んでいたエルフの青年は、こちらに気付くと驚いて木の実をばら撒いてしまった。
『ま、まさか僕以外に誰か居たなんて…うぅ、聞かれて恥ずかしい…』
木の実を拾うのを手伝いながら、素敵な歌だったのでもう一度歌ってほしいと言うと、青年は照れながら歌ってくれた。
『もうすぐエルフのお祭りがあるんだ。この歌はお祭りの時に歌う歌なんだよ。良かったら今度招待するよ!』
後日エルフの里に向かうと、そこには華やかな衣装を身に纏い、楽しそうに歌って踊るエルフ達が居た。出店もいくつか有り、色取り取りの雑貨や美味しそうな食べ物が並んでいた。
見て回っていると、あの時の青年が手を振って駆け寄って来た。
『やぁ、お祭りに来てくれたんだね。これ、僕のお店の商品でこないだ君が拾うのを手伝ってくれた木の実を使った腕飾りだよ。楽園の甘露って呼ばれてる実を加工した物なんだ。君には特別にレシピを教えてあげる。また一緒に木の実摘みに行こう。』
ラボに帰り、渡された羊皮紙に記された通りに作ってみたところ、とても美しい腕飾りが出来上がった。
青年の瞳の色の様な木の実は、幻獣以外も惹きつけるアイテムになった。
幻想の湖がある森に調査に行ったある日、一人のエルフに出会った。
歌いながら木の実を摘んでいたエルフの青年は、こちらに気付くと驚いて木の実をばら撒いてしまった。
『ま、まさか僕以外に誰か居たなんて…うぅ、聞かれて恥ずかしい…』
木の実を拾うのを手伝いながら、素敵な歌だったのでもう一度歌ってほしいと言うと、青年は照れながら歌ってくれた。
『もうすぐエルフのお祭りがあるんだ。この歌はお祭りの時に歌う歌なんだよ。良かったら今度招待するよ!』
後日エルフの里に向かうと、そこには華やかな衣装を身に纏い、楽しそうに歌って踊るエルフ達が居た。出店もいくつか有り、色取り取りの雑貨や美味しそうな食べ物が並んでいた。
見て回っていると、あの時の青年が手を振って駆け寄って来た。
『やぁ、お祭りに来てくれたんだね。これ、僕のお店の商品でこないだ君が拾うのを手伝ってくれた木の実を使った腕飾りだよ。楽園の甘露って呼ばれてる実を加工した物なんだ。君には特別にレシピを教えてあげる。また一緒に木の実摘みに行こう。』
ラボに帰り、渡された羊皮紙に記された通りに作ってみたところ、とても美しい腕飾りが出来上がった。
青年の瞳の色の様な木の実は、幻獣以外も惹きつけるアイテムになった。