軽量でシンプルな6パネルのキャップ
クラウンにはストレッチのある吸汗速乾素材を使用。本来ならインナーやシャツに使用するような素材ですが、あえてキャップに使用する事で柔らかくストレッチが効く事で頭の形に自然とフィットしてくれます。
ブリムにはコットン/ポリエステルの撥水加工を施した生地を使用しています。
背面のドローコードでサイズ調整
前面に手刺繍
【material】
crown/polyester90% polyurethane10%
brim/polyester65% cotton35%
【color】
black/skyblue
【size】
クラウン高さ/約12㎝
ブリム長さ/7.5㎝
頭周り/最大63.5㎝
【omoide in my head】
子供の頃、時計の針が十二時を回ったら明日が来ることを知って衝撃を受けた。いや、なんとなくは知ってたけど、こう、言葉でまじまじと説明されると少しショックというか、そうなんやっていう感じやった。明日が来る瞬間を見てみたいなと思った。今日が昨日になる瞬間ってどんな気持ちなんやろうって思った。子供の頃、夜更かしをさせて貰えなくて、両親にお願いして、特別に十二時まで起きさせて貰えることになった。大晦日の夜、一年に一回だけ今日だけは起きててもええよって言ってもらった。その日の夜はそば食べて紅白見て、妹は先に寝て、お父さんお母さんに、じいちゃんばぁちゃんもいた。時間はいつのまにか十二時に迫ってて、カウントダウン。日付が変わる瞬間は、お祭りみたいに盛り上がるテレビと、おめでとうって言い合ったり乾杯したりする家族と、なんとなく楽しかったのは覚えてるけど、それとは裏腹にこんなもんかっていう気持ちもあった。「なんも変わらんやん」って思った。みんなが言うから日付は変わったんかもしれへんけど、自分の中では今日は今日のまま続いてて、明日にも昨日にもなってなかった。ひと盛り上がりしたところでそろそろおやすみという事になって、気が付いたら眠りについてて、朝目が覚めたらちゃんと明日になってた。今日と明日の境目のひみつは眠ってる時間にあると思った。眠りにつきそうで、つかない、意識があるようで無い、夢を見てるけど半分起きてるような、あの瞬間が境目なんじゃないかとか、朝起きそうで起きてない、夢の中でアラームが鳴ってて止めないとって思いながら眠ってる瞬間こそが境目なんじゃないかと思ったりした。この理論でいけば、夜から朝にかけての時間帯に、睡眠を挟むことで今日が明日になるようにも思うし、もしも眠ることをしなければ、ずっと今日のままでいられることもできるんじゃないかとも思ったけど、そうでもないらしい。オールで朝まで遊んで始発を待ってる時、朝まで起きて徹夜でテスト勉強をしてる時、夜勤のバイト帰り、暗かった空が明るくなって、少しずつ生活音が聞こえてきて、今日が昨日になったんやと実感する。今日を昨日に変えるのは、睡眠のせいなのか、太陽のせいなのか、分からないし、僕は一生今日と明日の境目に立ち会うことはできない。
急になんの話しって、楽しかった1日の終わりとか、美味いもん食べた日とか、いまだに今日を終わらせたくないなって思って、その度に今日と明日の境目について考えてしまう。どんなに楽しい瞬間もいつのまにか昨日のことになって、昨日の昨日の昨日の昨日の先週の先月の去年の、遠い昔のことになって。今経験すること、これから起こること、楽しいことも辛いことも、全部平等に過去になって、その全てを思い出すという行為でしか得ることが出来なくなる。僕がこの先生き続けて思い出のアーカイブになった時に、思い出す思い出が面白いもの多めやったら良いなって思う。
軽量でシンプルな6パネルのキャップ
クラウンにはストレッチのある吸汗速乾素材を使用。本来ならインナーやシャツに使用するような素材ですが、あえてキャップに使用する事で柔らかくストレッチが効く事で頭の形に自然とフィットしてくれます。
ブリムにはコットン/ポリエステルの撥水加工を施した生地を使用しています。
背面のドローコードでサイズ調整
前面に手刺繍
【material】
crown/polyester90% polyurethane10%
brim/polyester65% cotton35%
【color】
black/skyblue
【size】
クラウン高さ/約12㎝
ブリム長さ/7.5㎝
頭周り/最大63.5㎝
【omoide in my head】
子供の頃、時計の針が十二時を回ったら明日が来ることを知って衝撃を受けた。いや、なんとなくは知ってたけど、こう、言葉でまじまじと説明されると少しショックというか、そうなんやっていう感じやった。明日が来る瞬間を見てみたいなと思った。今日が昨日になる瞬間ってどんな気持ちなんやろうって思った。子供の頃、夜更かしをさせて貰えなくて、両親にお願いして、特別に十二時まで起きさせて貰えることになった。大晦日の夜、一年に一回だけ今日だけは起きててもええよって言ってもらった。その日の夜はそば食べて紅白見て、妹は先に寝て、お父さんお母さんに、じいちゃんばぁちゃんもいた。時間はいつのまにか十二時に迫ってて、カウントダウン。日付が変わる瞬間は、お祭りみたいに盛り上がるテレビと、おめでとうって言い合ったり乾杯したりする家族と、なんとなく楽しかったのは覚えてるけど、それとは裏腹にこんなもんかっていう気持ちもあった。「なんも変わらんやん」って思った。みんなが言うから日付は変わったんかもしれへんけど、自分の中では今日は今日のまま続いてて、明日にも昨日にもなってなかった。ひと盛り上がりしたところでそろそろおやすみという事になって、気が付いたら眠りについてて、朝目が覚めたらちゃんと明日になってた。今日と明日の境目のひみつは眠ってる時間にあると思った。眠りにつきそうで、つかない、意識があるようで無い、夢を見てるけど半分起きてるような、あの瞬間が境目なんじゃないかとか、朝起きそうで起きてない、夢の中でアラームが鳴ってて止めないとって思いながら眠ってる瞬間こそが境目なんじゃないかと思ったりした。この理論でいけば、夜から朝にかけての時間帯に、睡眠を挟むことで今日が明日になるようにも思うし、もしも眠ることをしなければ、ずっと今日のままでいられることもできるんじゃないかとも思ったけど、そうでもないらしい。オールで朝まで遊んで始発を待ってる時、朝まで起きて徹夜でテスト勉強をしてる時、夜勤のバイト帰り、暗かった空が明るくなって、少しずつ生活音が聞こえてきて、今日が昨日になったんやと実感する。今日を昨日に変えるのは、睡眠のせいなのか、太陽のせいなのか、分からないし、僕は一生今日と明日の境目に立ち会うことはできない。
急になんの話しって、楽しかった1日の終わりとか、美味いもん食べた日とか、いまだに今日を終わらせたくないなって思って、その度に今日と明日の境目について考えてしまう。どんなに楽しい瞬間もいつのまにか昨日のことになって、昨日の昨日の昨日の昨日の先週の先月の去年の、遠い昔のことになって。今経験すること、これから起こること、楽しいことも辛いことも、全部平等に過去になって、その全てを思い出すという行為でしか得ることが出来なくなる。僕がこの先生き続けて思い出のアーカイブになった時に、思い出す思い出が面白いもの多めやったら良いなって思う。