アートブック「たたかい」

たたかいの記録 —— それは「病」との闘い 「たたかい」という言葉から、戦争や争い、対人関係の衝突を思い浮かべる人は多いでしょう。しかし、本作の敵は「病」です。 食物アレルギーをはじめ、アレルギー疾患に伴うストレスから鬱やパニック障害を発症。精神障害者手帳を取得し、国からも正式に精神障害者と認定された著者。 それでも、日々のストレスを「絵」に吐き出し続けることで、ドロップアウトしそうな人生を必死に支え続けてきました。本書は、そんな著者が過ごした5年間の「たたかい」の記録です。 護摩行のように、未来への希望を描いたり、忘れ去りたい過去を掘り起こしたり——。試行錯誤を重ねながら、絵や文章に自らの感情を昇華させることで、苦しみを俯瞰し、少しずつ前を向くことができるようになりました。 30代からは、どんなにつらいことがあっても、自分なりの方法で乗り越えていきたい。同じ病に苦しむ人たちにとって、本書が少しでも「生きるためのヒント」となりますように…🌠