機械仕掛けのウサギ(ブルー)

『機械仕掛けのウサギ(ブルー) 』 なにもかも、全てが機械仕掛けのその街で生まれた機械仕掛けの兎。 乱れる事無く正確に回り続ける歯車に動かされ、『人参の生産』というノルマを熟す。 大事な人参。機械仕掛けの自分達よりもよっぽど大事な人参。 簡単に廃棄される壊れた機械仕掛けの兎を見続ける日々の中、ふと…違和感を感じた。 ― …ナ、ニカ…、…オ、カシ…イ…？ そのなにかは分からない。歯車は、そんな事を考える必要はないと言わんばかりにキリキリと音を立て続ける。 けれど、日々大きくなっていく違和感に耐え切れず、とうとう機械仕掛けの兎は、歯車の動きに逆らう事にした。 街を出て、見知らぬ土地を歩き続ける。そんな中で出会ったのは、初めて見る”生きている”ウサギ達。 機械仕掛けの自分を暖かく迎えてくれたウサギ達に、手にしていた『大事な人参』を渡すと、歯車の一部が動きを止め、剥がれ落ちた。 その下から出て来たのは生きているウサギ達と同じ体。 一本渡すごとに、右手、左耳、右目、足、尻尾……次々とウサギの体が出て来た。 残る人参は3本。 機械仕掛けの部位もあと三か所。 ― 全ての人参が無くなった時…、僕は一体どうなるのだろう… ふわふわもこもこの毛並みが特徴的な、機械仕掛けのウサギのあみぐるみです。 右耳、左目、左腕には歯車のパーツが組み合わさっています。 ぶつけたりすると、破損する恐れがありますのでお取り扱いには十分お気をつけ下さい。 首元にはストールが巻いてあります。 ブローチで固定してありますが、ブローチを外せばストールも取り外す事が可能です。 胸元にはガラス瓶がぶら下がっています。 中にあるのは機械仕掛けの核となる、大事なブルーの結晶。 ぶつけたりすると、破損する恐れがありますのでお取り扱いには十分お気をつけ下さい。 バッグの中には大事な人参が3本入っています。 機械仕掛けの彼が本当のウサギになる為に必要な人参です。 無くさない様お気をつけ下さい。 その他、違う子いるので良かったらご覧下さい。 サイズ 約16㎝