「しまパンツ」（サルエル風スパッツテイスト）

お待たせしました。「しまパンツ」の新作です。 和テイストにこだわりをもつ「ころもの棚」ですが、今回はすっきりと、そしておしゃれなスパッツテイストの「しまパンツ（サルエル風スパッツテイスト）」をお届けします。 腰回り、ウエスト周りはゆるりと、でも、足元はすっきりとをコンセプトに、こんな「しまパンツ」が生まれました。 このカタチは日本の伝統的な「たっつけ袴（裁着袴）」をイメージしたものです。 これは、ズボン状に股が割れていて活動しやすく、膝下部分に脚絆（きゃはん）を縫い付けてあるような形状になっていて、立ち振る舞いが軽快なのが特徴です。 モンペのような足元のもたつきがなく、スパッツのようにすっきりとお召しいただけます。 無地のチュニック丈の「島ころも」や、ゆったりめの「無地ワンピース」と組み合わせて、「差し色」ならぬ「差しころも」としてお召しになれば、華やかさでありつつも粋なおしゃれが極まります。 何より、日本の昔の人々が生み出したこのカタチは、着物の着尺を切り刻むことなくしかも、立体としてカタチ作られている優れものです。 イッセイミヤケさんは、「できるだけ布にハサミを入れない」ということ、そして「平面なのに着た時に立体になる」ということを意識されていた世界的デザイナーですが、わたしもイッセイさんの思想に共感している者の一人として、先人達の工夫の技を伝承したいと考えました。 どうぞ、ご愛用くださいませ。