白マットと桜花釉のかけわけ板長皿

陶土らしいあたたかでざっくりとした質感と色合いを楽しむことができる赤陶土。 少し黄色味を帯びたあたたかな質感の白マット釉と、こっくりと華やかな桜色の桜花釉。 それらを組み合わせて制作した横長の板皿です。 通常、板皿を作る時はたたらと言う平たく伸ばした陶土を使うことが多いのですが、こちらはろくろで筒型に土を引き上げて制作しています。 ろくろ目と呼ばれる手の跡が表面に現れ、たたらで綺麗に制作した板皿とはまた別の味わいがあります。 その時々に現れる偶然を楽しみながら制作した器です。 可愛らしい和菓子や手毬寿司を4つ5つ、大葉や山椒の葉を添えて。 チーズや生ハムを盛り付けてワインと共に。 グリルした野菜に粉チーズをかけて。 お気に入りのプラリネやトリュフなどのチョコレートを並べてコーヒーと共に。 板皿ですので汁気のあるものを載せることはできませんが、和にも洋にも、色々な食材と雰囲気合わせや色合わせを楽しんでご使用いただけましたら幸いです。 制作は、小型の電気炉を自宅に備え、土練りから成形・素焼き・釉薬がけ・本焼きまで、全ての工程を手作業で行っております。 量産品のような均一さはありませんが、手作業ならではの味わいをお楽しみいただける、一点ものの器です。 お届けするお品物は商品画像と同じものとなります。 多少のガタつきがございますので、お届けの際は底面を砥石で磨いてお届けいたします。 色々な釉薬と土を使用し、より良い組み合わせを模索しながら、色も形もさまざまに色々な陶器を制作しています。 全く同じものを作ることはできない、似ているようで一点ものと言える器たち。 お気に入りを見つけていただけたら、とても嬉しく思います。 釉薬の色彩と陶器ならではのぬくもりある雰囲気が、食卓の彩りの一つになれば幸いです。 ーーーーー ＊大きさと重さ＊ ・幅33.5cm　奥行き7.3m　高さ1cm ・重さ413g ーーーーー ＊止水剤について＊ 陶器はその特性上吸水性があり、場合によっては貫入に色がしみたり、水分が染み出してくる場合がございます。 対処法として古来より、米のとぎ汁や小麦粉・片栗粉などを溶かした水で煮沸する目止めという方法が行われてきました。 個人的にはそれらの方法で十分かと考えておりますが、念のため食器用止水剤のご用意もございます。 ご希望の場合は＋50円で当方にて止水剤による止水処理を行いますので、購入時にお申し付けください。 ・止水剤名：フリップコート ・効果：防水防湿性の向上、オイルや酸などの浸透減少、よごれやしみの減少、凍結による割れの防止、カビや藻の発生の防止、貫入への浸透予防 ・特徴：水溶性・無色透明・無臭・引火性なし・弱アルカリ （止水剤名をインターネット検索して頂くと、より詳細な情報がご覧いただけます） ーーーーー