【革素材の経年変化について】

この写真は、当方で製作、販売しているロロマレザーを使った名刺入れを約1年使用した経年変化（エイジング）を記録したものです。 ロロマレザーは植物性タンニンで鞣した牛革にオイルとワックス（蝋）を塗り込んで作られたワックスレザーと呼ばれるレザーです。 飽和したワックスが革の表面に白く残る特徴があり、これをブルームと呼びます。 このブルームは使用していく中で摩擦や革内部のオイルと馴染んでいき徐々になくなっていきます。 その代わり今度は革のオイル分が浮いてくるため独特の艶が出てきます。 素材の特性上、キズや汚れの付きやすい革ですが、この状態になると細かいキズや擦れ跡も目立たなくなります。 ∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼∼ ロロマレザーをはじめ、natraでは経年とともに形や表情を変えながら進化していく、永くお使いいただける革素材を厳選して使用し手縫いで製作しております。 使用と共に表情が変え味が出るというのは革製品ならではの特徴であると思います。 長年使用するアイテムをお探しの際は是非、革製品のご検討頂けますと幸いです。