ハンドメイドマーケット minne(ミンネ)
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夢中で生きることが生きていく目的

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木製です! 少し前に作ったものですが、今回アップする運びに! ある記事より 98歳まで現役だった作家・宇野千代「人生はほんとうに愉しい」と思えるような1日の過ごし方とは? 90歳を超えても毎朝台所に立ち続けて 大正から昭和、平成と3つの時代を生き、98歳の長寿を全うした作家・宇野千代。晩年まで仕事を続け、 人生を前向きに歩んだ彼女の姿勢には、人生100年時代を生きる上でのヒントがたくさんあります。 満91歳を迎えるころに綴ったエッセイで、「私流に幸福を見つける自信があるのです」との言葉を残した背景とは――。 私はこの秋で満91歳になりますが、いまのところは、別にどこが悪いと言うこともなく、 毎日原稿用紙に向かって書きものをしたり、私のもう一つの仕事である、きもののデザインを続けてしています。 どうしてそんなにお元気なのですかと、よく訊かれるのですが、まあ、自然に暮しているからでしょうか、などと言っています。 まず、私の1日をどう過ごしているかと言うことをお話し致しましょう。 朝は割合に早くて、6時頃には起きます。身繕(みづくろ)いをして、すぐ台所へ立って、朝食を作ります。 朝はパン食ですから、胡瓜と林檎、サニーレタスなどを細かく切って、マヨネーズで和(あ)えます。 そのほかには卵を焼いたり、またベーコンを食べるときもあります。飲物は日本茶です。 私は何よりも日本茶が好きなのです。食後の果物は必ず食べます。果物もやはり大好きなのです。 毎朝パンを焼くあのこうばしい匂いがしますと、ほんとうに私は仕合せだなあ、と思って嬉しくなります。 ときどき声に出して、私は仕合せだなあと呟く癖があります。 ◆1日3食きちんと食べて あと片付けも自分でします。それからちょっと休んで、机に向かって書きものをします。 書きものをする時間は、決めてはおりませんので、そのときによって、2、3枚書いては疲れたら休み、また書き出します。 昼食はうちの人たちと一緒に食べます。私は元来粗食で、菠薐草(ほうれんそう)の胡麻よごしとか、 目刺しの焼いたものとか、蓮や牛蒡(ごぼう)の煮物などで食べます。 午後はその日によって、取材の人が来たりしますので、それが了ると、また書きものをしたり、 階下(した)のきものの仕事場へ下りて、きもののデザインをします。 夕食も昼と似たようなものに、天ぷらが好きなので、野菜や海老などを揚げて食べます。 私は1年中、食事は3度3度きちんと食べることにしています。この年齢(とし)になりましても、 食べることにはとても熱心なのです。夜はテレビを見たり、本を読んだりして、のんびりします。 仕事の合間に、足の運動のために1日5000歩くらいは必ず歩くようにしています。 外出のときは危ないので、うちの人がついていてくれますが、家の中での生活は別に不自由なことはありません。 こんな平凡な明け暮れですが、90歳も過ぎると、私にとっては、これが自然な生活と言うものではないでしょうか。 みなさんには、いつもの元気な私の顔ばかり浮かんで来るのでしょうが、 この私でも昨年は働き過ぎて、1ヶ月ばかり入院いたしましたが、またすぐ元気になりました。 岩手県で仕事をして東京へ帰り、また次の日に大阪へ出かけ、また東京の仕事と続いて、 ちょっとこの年齢には無理だったのかと思います。 私は入院中には絶対に病院の先生、看護婦さんの仰言(おっしゃ)る通りを守るような模範患者になりました。 退院しても必ず、ときどきは先生の仰言る通りに検査をして頂くようにしております。 先週も検査に合格して、自分も満足しますし、うちのものたちも安心しているようです。 私は絶対に病院の先生たちを信頼しております。昔の言い方で言いますと、 「先生さま、」と言う、あの心境なのです。 人がおおぜい集まると、年のせいか、病気の話ばかりする人がいますね。私はそれが嫌いです。 To be continued
木製です! 少し前に作ったものですが、今回アップする運びに! ある記事より 98歳まで現役だった作家・宇野千代「人生はほんとうに愉しい」と思えるような1日の過ごし方とは? 90歳を超えても毎朝台所に立ち続けて 大正から昭和、平成と3つの時代を生き、98歳の長寿を全うした作家・宇野千代。晩年まで仕事を続け、 人生を前向きに歩んだ彼女の姿勢には、人生100年時代を生きる上でのヒントがたくさんあります。 満91歳を迎えるころに綴ったエッセイで、「私流に幸福を見つける自信があるのです」との言葉を残した背景とは――。 私はこの秋で満91歳になりますが、いまのところは、別にどこが悪いと言うこともなく、 毎日原稿用紙に向かって書きものをしたり、私のもう一つの仕事である、きもののデザインを続けてしています。 どうしてそんなにお元気なのですかと、よく訊かれるのですが、まあ、自然に暮しているからでしょうか、などと言っています。 まず、私の1日をどう過ごしているかと言うことをお話し致しましょう。 朝は割合に早くて、6時頃には起きます。身繕(みづくろ)いをして、すぐ台所へ立って、朝食を作ります。 朝はパン食ですから、胡瓜と林檎、サニーレタスなどを細かく切って、マヨネーズで和(あ)えます。 そのほかには卵を焼いたり、またベーコンを食べるときもあります。飲物は日本茶です。 私は何よりも日本茶が好きなのです。食後の果物は必ず食べます。果物もやはり大好きなのです。 毎朝パンを焼くあのこうばしい匂いがしますと、ほんとうに私は仕合せだなあ、と思って嬉しくなります。 ときどき声に出して、私は仕合せだなあと呟く癖があります。 ◆1日3食きちんと食べて あと片付けも自分でします。それからちょっと休んで、机に向かって書きものをします。 書きものをする時間は、決めてはおりませんので、そのときによって、2、3枚書いては疲れたら休み、また書き出します。 昼食はうちの人たちと一緒に食べます。私は元来粗食で、菠薐草(ほうれんそう)の胡麻よごしとか、 目刺しの焼いたものとか、蓮や牛蒡(ごぼう)の煮物などで食べます。 午後はその日によって、取材の人が来たりしますので、それが了ると、また書きものをしたり、 階下(した)のきものの仕事場へ下りて、きもののデザインをします。 夕食も昼と似たようなものに、天ぷらが好きなので、野菜や海老などを揚げて食べます。 私は1年中、食事は3度3度きちんと食べることにしています。この年齢(とし)になりましても、 食べることにはとても熱心なのです。夜はテレビを見たり、本を読んだりして、のんびりします。 仕事の合間に、足の運動のために1日5000歩くらいは必ず歩くようにしています。 外出のときは危ないので、うちの人がついていてくれますが、家の中での生活は別に不自由なことはありません。 こんな平凡な明け暮れですが、90歳も過ぎると、私にとっては、これが自然な生活と言うものではないでしょうか。 みなさんには、いつもの元気な私の顔ばかり浮かんで来るのでしょうが、 この私でも昨年は働き過ぎて、1ヶ月ばかり入院いたしましたが、またすぐ元気になりました。 岩手県で仕事をして東京へ帰り、また次の日に大阪へ出かけ、また東京の仕事と続いて、 ちょっとこの年齢には無理だったのかと思います。 私は入院中には絶対に病院の先生、看護婦さんの仰言(おっしゃ)る通りを守るような模範患者になりました。 退院しても必ず、ときどきは先生の仰言る通りに検査をして頂くようにしております。 先週も検査に合格して、自分も満足しますし、うちのものたちも安心しているようです。 私は絶対に病院の先生たちを信頼しております。昔の言い方で言いますと、 「先生さま、」と言う、あの心境なのです。 人がおおぜい集まると、年のせいか、病気の話ばかりする人がいますね。私はそれが嫌いです。 To be continued

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