ヴィンテージ　レモンカラー＊ガラスのネックレス　60cm　ウランガラス

◾️こちらは、ヴィンテージのチェコビーズを使用したネックレスです。 　淡いレモンカラーの透き通ったビーズですが、陽射しがある日中ですと、ブラックライトが無くても、ウランガラス特有のグリーンに燐光する様子が楽しめます。 　長さは金具を含めて60cm、重さは43gです。 ◾️ウランガラスの歴史 　最初に顔料として使用されている例は、西暦79年までさかのぼります。 　イタリアのナポリ湾のポジリポ岬にあるローマ時代の別荘から、装飾のモザイクに黄色いガラスを含んだものが見つかっています。 　それから時を隔てて、1789年頃に、ボヘミアのヨアヒムスタール（現在のチェコ共和国のヤシモフ）のハプスブルク銀鉱山から産出されたピッチブレンド(閃ウラン鉱)の中に、新しい元素があることをドイツ人化学者が発見しました。 　ウランを含んだ酸化物や塩化物は色鮮やかであったので、ガラスの着色剤として、地元のガラス製造メーカーが使用するようになりました。 　ウランガラスの最盛期は1880年代から1920年代まででした。1840年代までに、他の多くのヨーロッパ(オーストラリア、チェコ、フランスなど)のガラス工場がウランガラス製品を生産し始め、新しい種類のウランガラスを開発しました。 　ガラス製造メーカーは、特定の鉱物を添加したウランガラスが高温で焼戻しされ、さまざまな程度の微小結晶化を誘発できることを発見しました。これは、伝統的な透明な黄色または黄緑色から不透明な白まで生み出しました。より緑色のガラスの、当時の一般的な好みに合わせて、より多くの酸化鉄が混合物に添加されました。保湿剤のヴァセリンに似た外観を持ったガラスは、この時、≪ヴァセリンガラス≫という名前を獲得しました。 　現在も、いくつかのメーカーはヴァセリンガラス(ウランガラス)の生産を続けています。