たぶん50年くらい前の着尺だと思われます。
あの名高い大阪万博(1970年)が終わってからというもの、人々は世の中全体が豊かになっていく気配を感じ始め、実際のところ景気は勢いよく右肩上がり。
とうとう「Japan as No.1 」 などと持ち上げられることになるのですが。
そのころ、ゆとりを持った女性たちは、ご自分にはもちろん、娘に孫に、と着物をたくさん買い求めるようになりました。
そして、もともと素晴らしい技術を持っていた職人さんたちですから、需要にこたえて腕をますます磨き、技術革新によって良い絹がたくさん生産され、女性たちは、お生地を褒め称えながら仕立てあがった美しい着物に身を包む。
と互いにWIN WINだったのです。
ほんの少し前の歴史。
さて、お花のブラウス。
邁進する時代を象徴するような晴れやかな柄行です。
何より、伝統を破りたくなった手描き職人さんが未来を信じて大胆に染料と顔料を駆使して描きぬいた友禅小紋。
でも、呉服屋さんの棚で眠っていた間に少しアクも出ていて、洗っても落ちないシミも見られます。(最後の写真)
時は移り、ブラウスに変身しました。
そのままでも。
いろんなアクセサリーをたんとお付けになっても、目を惹くお出かけになると思います。
お洗濯はお水で。おしゃれ着専用洗剤をお勧めします。ドラム式の洗濯機でしたら、洗濯ネットに入れてやさしい水流で洗っていただければ、手洗いにこだわる必要はありません。色落ちもほとんどないと思います。洗濯後は速やかに陰干し。アイロンは高温で構いません。衣桁(いこう)という着物専用のハンガーをお使いになると、干すときや、収納時に便利です。呉服屋さんなどでお求めいただければ幸いです。
たぶん50年くらい前の着尺だと思われます。
あの名高い大阪万博(1970年)が終わってからというもの、人々は世の中全体が豊かになっていく気配を感じ始め、実際のところ景気は勢いよく右肩上がり。
とうとう「Japan as No.1 」 などと持ち上げられることになるのですが。
そのころ、ゆとりを持った女性たちは、ご自分にはもちろん、娘に孫に、と着物をたくさん買い求めるようになりました。
そして、もともと素晴らしい技術を持っていた職人さんたちですから、需要にこたえて腕をますます磨き、技術革新によって良い絹がたくさん生産され、女性たちは、お生地を褒め称えながら仕立てあがった美しい着物に身を包む。
と互いにWIN WINだったのです。
ほんの少し前の歴史。
さて、お花のブラウス。
邁進する時代を象徴するような晴れやかな柄行です。
何より、伝統を破りたくなった手描き職人さんが未来を信じて大胆に染料と顔料を駆使して描きぬいた友禅小紋。
でも、呉服屋さんの棚で眠っていた間に少しアクも出ていて、洗っても落ちないシミも見られます。(最後の写真)
時は移り、ブラウスに変身しました。
そのままでも。
いろんなアクセサリーをたんとお付けになっても、目を惹くお出かけになると思います。
お洗濯はお水で。おしゃれ着専用洗剤をお勧めします。ドラム式の洗濯機でしたら、洗濯ネットに入れてやさしい水流で洗っていただければ、手洗いにこだわる必要はありません。色落ちもほとんどないと思います。洗濯後は速やかに陰干し。アイロンは高温で構いません。衣桁(いこう)という着物専用のハンガーをお使いになると、干すときや、収納時に便利です。呉服屋さんなどでお求めいただければ幸いです。