2023年 2月
表参道、青山のスパイラルという展示場にて
展示した卒業制作作品です。
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大正12年に起こった関東大震災の復興時。
昭和初期の都市部で商店を建てる際に流行した、建築様式のひとつが看板建築である。
正面だけを銅板やモルタル、タイルなどの耐火素材で覆い装飾した町家であり、西洋建築を取り入れる等、民衆の手によって表現された。
その自由な形やデザインに他には無い、ノスタルジー的な魅力を感じた。
人々の生活の薫り、かつて溢れていた活気、様々な時を経て残った建物たち。
肌で感じたこの魅力をステンドグラスに落とし込みたい。
そのために、看板建築への心象風景を描き、設計し、透ける色ガラスを使った。
溶着の為に使ったハンダがアンティークを醸し出し、ノスタルジックな印象が出るはずだ。
そのまま作り変えるのではなく、私の心象風景の中にある建物を表現し、ガラスたちであらわす事で意味が生まれるのだ。
2023年 2月
表参道、青山のスパイラルという展示場にて
展示した卒業制作作品です。
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大正12年に起こった関東大震災の復興時。
昭和初期の都市部で商店を建てる際に流行した、建築様式のひとつが看板建築である。
正面だけを銅板やモルタル、タイルなどの耐火素材で覆い装飾した町家であり、西洋建築を取り入れる等、民衆の手によって表現された。
その自由な形やデザインに他には無い、ノスタルジー的な魅力を感じた。
人々の生活の薫り、かつて溢れていた活気、様々な時を経て残った建物たち。
肌で感じたこの魅力をステンドグラスに落とし込みたい。
そのために、看板建築への心象風景を描き、設計し、透ける色ガラスを使った。
溶着の為に使ったハンダがアンティークを醸し出し、ノスタルジックな印象が出るはずだ。
そのまま作り変えるのではなく、私の心象風景の中にある建物を表現し、ガラスたちであらわす事で意味が生まれるのだ。