八咫鏡 (記憶の標本 モノリスシリーズ)

こちらは＊記憶の標本 という作品群のモノリスシリーズです。 下にスイッチがあり、電源を入れると光ります。(単四マンガン電池を使用) 作品によって光り方が違いそれぞれの風合いを楽しめるものとなっております。またこちらの作品は単体で自立する為額など別途で用意するものはありません。 ＊記憶の標本シリーズとは 記憶とは曖昧で日々の膨大な情報に、過去は削られ、掠れ、重なり、実とは違う形で現れる。 様々な土地の景色から人工物を取り出し、その曖味な記憶の形を切り出し作成、標本（絵画）として閉じ込める。 知らない街の写真や映像をテレビなどで見た時、何となく訪れたことのある土地の中から 答えを出そうとしたりする。実際は全く知らない土地であっても、電柱や建物の形や並び、坂や街灯の数で似ている土地を記憶から呼び出してしまう。 標本として記憶から取り出された建築物やその一部はありふれたもので、時にはその土地を象徴するものであったりと様々である。 鑑賞者は切り抜かれ、再構築され、標本化された景色をみて、私の記憶とは違うであろう 記憶の土地を重ねるだろう。