特選一点物／栃縮杢角形合蓋刳物 No.537

★価格は旧来価格から全品一律20%下げた価格です。78000円 → 62400円 ○とちちぢみもく かくがた あわせぶた くりもの　No.537 ◯天地左右全面に縮杢が出た４寸角（約12cm×12cm）余の材料自体がとても驚きですが、これをまず二つに分離します。そうしてできたのがNo.537とNo.538です。 ◯それから蓋と実をそれぞれ彫り込む（刳る）のですが、元は一木であることを示すために、合わせ目の凹凸は必要最小限としました。ここの嵌合部を大きくとると、せっかくの木目や縮みがそのぶんずれてしまいます。 ◯丸い形（点対称）であれば木工旋盤（ろくろ）に材料を取り付けて回転させ、専用の刃物で削ることができますが、非円形の場合はそれができないため、加工に倍以上の手間がかかります。 ◯こうした品物はまず先に材料があって、そこからどこをどのように切り取って加工したら、その材料がいちばん映えるかを決めるので、形状や大きさはそのつど異なる、まさに一点物です。 ◯刳物は、薄板のそれぞれのパーツを組んで作る指物（さしもの）とはまた違った魅力があります。材料の大半は削屑となってしまうので、とてもぜいたくな品物ともいえます。 ◯せっかくの貴重な銘木の真価をそこなわないように、装飾的要素は極力おさえています。 ◯サイズは幅130mm、奥行き130mm、高さ81mm、実の深さ32mm。仕上げはウレタン半艶塗装です。 ◯専用の布で包み、専用の木箱に入れてお渡しします。