箱は別途出品中です。
珍しいオリジナルの台に乗ったタイガーアイのムーンフェイスのリング。
元々はアンティークのクラヴァットピン(もしくはハットピン、リングへの加工は現代、3年以内)だった品のピン部分のみを取り、ヴィンテージの14金のリングが取り付けられています。
オリジナルの台座はゴールドフィルドです。
同時期のヴィクトリアンのカメオリングで似たような品が現存しているので、当時はそういった品の廉価版のような作りかと思います。そちらは古代ローマ辺りの人物のタイガーアイのカメオで、14金の台のデザインは同じように古代の地中海辺りの赤絵式にインスピレーションを得た鋭角的な線のゴールドと溝のブラックのコンビネーションといったもので、カメオもリングも地金も同じような作りでいてより凝っています。アンティークのムーンフェイスが高価になったのはごく最近なので(同じような出来のカメオ製品とは、評価は逆転しています)、こちらのようなベースメタル製品まで作られていた(それでも金張りですが)ものと思われます。
ムーンフェイスは一般のカメオジュエリーの肖像と比べると、ノベルで人気が出たこともあって比較的コミカルなデザインですので、当時のムーンストーンと同じく、アクセサリーとして非金属と組み合わされた物も多く残っています。
タイガーアイは、金色の光の中に砂漠の砂を散りばめたような輝きで、放射状のコロナを周囲に取り巻いたいわゆる太陽の顔のモチーフですが、クラックのような線を境に、半面がダークブラウンの陰のように見えたりもします。
もちろん、暗い部分も含め、まばらですが全体がゴールドにもなります。
一つの石で昼夜の二面性を表現した、太陽と月のモチーフです。
光を受けるとアベンチュリンのように輝く様は、太陽の光を受けることでのみ輝く、現実の月を表しています。
真ん中の線は恐らく自然に内部に出来たクラックで、それを見事に使って二つの顔を削り出していますが、外側には引っ掛かりはなく、なめらかです。
タイガーアイは金色の部分も色が移り変わるカラーチェンジストーンで、動く度に変化する表情を楽しめます。
何となく織り模様の入った絹地の布のような、独特の深みのある輝き方をします。
表面だけが光るのではなく、透明感があって奥行きのある光り方です。
クリアなドーム内部に色彩が閉じ込めてあるような、不思議なきらめきを見せます。
横から見るとちょっとアバターのような顔で、ガラスや他のムーンストーン等のアンティークのムーンフェイスと比較して、半円よりかなり丸珠に近い厚みがあります。
正面から見ると割と平坦と言いますか、平面的に見えるのですが、恐らく丸形から削り出しているためで、平らなストーンですと、彫りも平らで小さい面積の上に掘るので、凹凸がよりしっかりと掘られています(表現しづらいのですが、丸みを帯びている分デザインが伸びている感じです。しかし、その方が実物というか、実体の顔に近くなります)。
よくある現代のリプロダクションは、石も彫りも概ね平らです。
オーブ型のムーンストーンのムーンフェイスなんていうのもありますが、このタイプで丸みを帯びているのは珍しく、通常はほとんどが平たいです。
オリジナルの台に乗ったタイガーアイのムーンフェイスはほとんど現存していない(以前日本のアンティークショップでオリジナルのように販売されていた品がありますが、載せ替えです)ので、かなりのレアアイテムです。
何かありましたらご質問下さい。
箱は別途出品中です。
珍しいオリジナルの台に乗ったタイガーアイのムーンフェイスのリング。
元々はアンティークのクラヴァットピン(もしくはハットピン、リングへの加工は現代、3年以内)だった品のピン部分のみを取り、ヴィンテージの14金のリングが取り付けられています。
オリジナルの台座はゴールドフィルドです。
同時期のヴィクトリアンのカメオリングで似たような品が現存しているので、当時はそういった品の廉価版のような作りかと思います。そちらは古代ローマ辺りの人物のタイガーアイのカメオで、14金の台のデザインは同じように古代の地中海辺りの赤絵式にインスピレーションを得た鋭角的な線のゴールドと溝のブラックのコンビネーションといったもので、カメオもリングも地金も同じような作りでいてより凝っています。アンティークのムーンフェイスが高価になったのはごく最近なので(同じような出来のカメオ製品とは、評価は逆転しています)、こちらのようなベースメタル製品まで作られていた(それでも金張りですが)ものと思われます。
ムーンフェイスは一般のカメオジュエリーの肖像と比べると、ノベルで人気が出たこともあって比較的コミカルなデザインですので、当時のムーンストーンと同じく、アクセサリーとして非金属と組み合わされた物も多く残っています。
タイガーアイは、金色の光の中に砂漠の砂を散りばめたような輝きで、放射状のコロナを周囲に取り巻いたいわゆる太陽の顔のモチーフですが、クラックのような線を境に、半面がダークブラウンの陰のように見えたりもします。
もちろん、暗い部分も含め、まばらですが全体がゴールドにもなります。
一つの石で昼夜の二面性を表現した、太陽と月のモチーフです。
光を受けるとアベンチュリンのように輝く様は、太陽の光を受けることでのみ輝く、現実の月を表しています。
真ん中の線は恐らく自然に内部に出来たクラックで、それを見事に使って二つの顔を削り出していますが、外側には引っ掛かりはなく、なめらかです。
タイガーアイは金色の部分も色が移り変わるカラーチェンジストーンで、動く度に変化する表情を楽しめます。
何となく織り模様の入った絹地の布のような、独特の深みのある輝き方をします。
表面だけが光るのではなく、透明感があって奥行きのある光り方です。
クリアなドーム内部に色彩が閉じ込めてあるような、不思議なきらめきを見せます。
横から見るとちょっとアバターのような顔で、ガラスや他のムーンストーン等のアンティークのムーンフェイスと比較して、半円よりかなり丸珠に近い厚みがあります。
正面から見ると割と平坦と言いますか、平面的に見えるのですが、恐らく丸形から削り出しているためで、平らなストーンですと、彫りも平らで小さい面積の上に掘るので、凹凸がよりしっかりと掘られています(表現しづらいのですが、丸みを帯びている分デザインが伸びている感じです。しかし、その方が実物というか、実体の顔に近くなります)。
よくある現代のリプロダクションは、石も彫りも概ね平らです。
オーブ型のムーンストーンのムーンフェイスなんていうのもありますが、このタイプで丸みを帯びているのは珍しく、通常はほとんどが平たいです。
オリジナルの台に乗ったタイガーアイのムーンフェイスはほとんど現存していない(以前日本のアンティークショップでオリジナルのように販売されていた品がありますが、載せ替えです)ので、かなりのレアアイテムです。
何かありましたらご質問下さい。