たとえ僕の人生が負け戦であっても　ゴッホ

木製です！ たとえ僕の人生が負け戦であっても、僕は最後まで戦いたいんだ。 ゴッホの言葉です。 私と同じ気持ちに親近感を持ちます。 若干37歳という若さで亡くなった上に、実際に画家として活動したのはわずか10年足らず という短い人生を、熱く走り抜けた”炎の画家”ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの人生には さまざまなエピソードに彩られていました。 ゴッホ・エピソード①　耳切り事件 ゴッホは南仏アルルで芸術家による共同生活を夢見ます。 誘いに応じたのはゴーギャンただ一人でした。 しかし、この二人の強烈な個性の持ち主はことあるごとに衝突し口論が絶えませんでした。 そんなある日、（1888年12月23日）その夜も二人は激しく討論となった末、 ゴッホは興奮のあまり剃刀で自らの耳を切り取り、それをなじみの娼婦ラシェルのもとへ送りつけたのです。 この奇行によって二人の関係は決定的となります。 ゴーギャンはすぐにパリへ戻り、ゴッホは自ら精神病院へと入院してしまいました。 ゴッホ・エピソード②　ゴッホと浮世絵 浮世絵は、いろいろな面で印象派をはじめ多くの前衛画家たちに影響を与え、 ゴッホも同様に浮世絵に魅了され、貧乏生活にも関わらず数多くの日本版画を買い集めていました。 ゴッホ自身、渓斎英泉や歌川広重などの模写を数多く描き、積極的に自分の作品に取り入れています。 （「タンギー爺さん」（1887）の肖像画の背景には壁一面に浮世絵が貼られている） ゴッホ・エピソード③　自殺の真相 兄ゴッホに献身的に援助をしていた弟のテオは、画商として働いていました。 また結婚してこどもを授かったばかりであり、兄だけでなく母親へも仕送りをしていたので、 これら両方の仕送りはテオにとっても大きな負担となっていました。 それが原因で弟夫婦はもめていたのです。 それを目にしたゴッホは、自分がいかに彼らの負担になっていたかを痛感し、自ら命を絶ったのだといわれています。 ゴッホ・エピソード④　生涯で売れた絵はたった一枚 現在でこそ高額な値段で取引されるゴッホですが、生きている間に売れた絵はたったの一枚だったそうです。（諸説あり） 「赤いブドウ畑」という油絵 なお偉人シリーズ５人分をとりあえず作りましたので、随時アップしていきたいと思います。今回はその第１弾！