イカの箱。（ベレムナイトの化石標本セット）

インテリアとして飾れる、フェイクや本物の標本を作っています。 今回は「べレムナイト」という絶滅したイカの近縁種の化石を 産地別に5つ集めた豪華な標本セットです。 「べレムナイト」とは ジュラ紀から白亜紀にかけて繁栄し、白亜紀末に絶滅したイカの近縁種で （コウイカに近い）軟体動物頭足類に属する生物です。 詳細な化石も残っていますが見た目は普通にほぼイカです・・・ そんなべレムナイトは外套膜（先端部分）に硬い石灰質の鞘を持っていて その部分がよく化石として残ります。 まるで矢の先端か古い弾丸のような見た目なので「矢石」と呼ばれています。 この石で出来た弾丸のような化石がなんだかとても格好良いのです。 磨きをかけたような、人間が加工して作ったかのような 化石とは思えないフォルムをしています。 数ある化石の中でも特別に好きで、産地別に集めて標本のセットにしてみたいと 以前から考えていました。 べレムナイトのサイズは小さなものから数十センチにもなる巨大なものまで様々です。 今回は手のひらに収まるものから、10センチを越すかなり大きな物まで 見た目にかなり個性がある5つを収める事ができました。 今回集めたべレムナイトの詳細は以下の通りです。 Peterborough England産、ジュラ紀、約13㎝ Voskresensk Russia産、ジュラ紀、約13㎝ 産地不明、ジュラ紀、約8.5㎝ Madagascar産、白亜紀、約5.5㎝ Mt.Laurel Delaware USA産、白亜紀、約7㎝ べレムナイトは表面が滑らかで美しい化石ですが 素のまま飾るにはシンプルがゆえに少し寂しいので 収めるのにピッタリの標本箱を作りました。 それぞれのサイズに合わせ板を切るところからガラスの切断まで 全ての工程を完全手作業で作っています。 標本にとって重要なラベルはより見栄えがするように 素材との間に仕切り板をつけています。 ラベルには名前（ベレムナイト）、時代、産出地を記載しています。 標本箱を収納する棚も合わせて作っています。 とてもピッタリで雰囲気良く仕上がったと思います。 机やコレクション棚等に飾ってください。 全てを専用棚に収めた状態で飾っても、それぞれの箱をバラバラに飾っても 面白いと思いますのでお好みで色々試してみてください。 こちらは画像の現物をお届けします。 画像の白い本は文庫本です、サイズの参考にしてください。 箱のガラスは上にスライドすると開ける事が出来ます、 化石を手に乗せてみたり、質感や重さを堪能する事が出来ます。 ガラス開閉時に化石にガラスの端が擦れると化石に傷が付きやすいので 開閉の際はそっとゆっくりおこなってください。 なるべく形の整った化石を選んでいますが、自然の古い物なので 落としきれない汚れ小さな欠けやヒビ、割れ等も有ります事をご了承ください。 （ロシア産のべレムナイトは裏面にそこそこ大きな裂け目があります） 画像の鉱物や本は撮影用の小物です、 セットに含まれませんので、ご注意ください。 お届けするのは「べレムナイトの化石5個、専用標本箱５個、専用棚」です。 材料：アガチス、檜、合板、ガラス、スポンジゴム、綿、紙。 専用棚サイズ：縦約19㎝、横約24.5㎝、奥行き約6㎝ 標本箱サイズ：(画像左2つ）縦約17.3㎝、横約5.5㎝、奥行き約3.8㎝ （画像右上）縦約10㎝、横約4.5㎝、奥行き約3.8㎝ （画像右下2つ）縦約12㎝、横約4.5㎝、奥行き約3.8㎝