陶芸をやっていて、やり残したことは無いかと考えていたら、ネットでムリーリョの絵の画像を見つけました。
ムリーリョの絵は世界一だと二十歳の時プラド美術館で見てそう思ったのですが、題名も何も何を描いたものかも分かりませんでした。
それがネットの情報によってようやく解明することが出来ましたので、簡単に解説してみます。
バルトロメ・エステバン・ベレス・ムリーリョ(1617年生~1682没)は、スペインのセビーリャの画家で約450点の絵が現存しています。
ムリーリョは、妻や子供、それから沢山の実在する人間を描きながら、そこに誰も見た事もない神聖なるものを絵画の中で表現しようとしていたようです。
そのムリーリョの代表作「無原罪の御宿り」は、ムリーリョの子供10人のうちの6番目で唯一の娘「フランシスカ」を描いた作品です。
耳の聞こえなかった彼女が母ベアトリスを亡くした時はまだ12歳頃で、母を想って祈りを捧げる娘の姿を、父親の眼差しで描かれたものだと思われます。
フランシスカが修道院に入るまで20点以上の「無原罪の御宿り」が描かれたと伝えられていますが、その時その時のフランシスカがそのまま絵の中に表現されているようです。
母の死後、最初に描かれたと思われる「エル・エスコリアルの無原罪の御宿り」の絵画の存在感は、実在して目の前にいる「フランシスカの無垢の祈り」を最高の技術と精神力で描かれた存在感で、世界一の絵画だと思います。
プラド美術館で出逢ったこの世界一の絵を、無謀にも陶器で表現してみました。
陶芸をやっていて、やり残したことは無いかと考えていたら、ネットでムリーリョの絵の画像を見つけました。
ムリーリョの絵は世界一だと二十歳の時プラド美術館で見てそう思ったのですが、題名も何も何を描いたものかも分かりませんでした。
それがネットの情報によってようやく解明することが出来ましたので、簡単に解説してみます。
バルトロメ・エステバン・ベレス・ムリーリョ(1617年生~1682没)は、スペインのセビーリャの画家で約450点の絵が現存しています。
ムリーリョは、妻や子供、それから沢山の実在する人間を描きながら、そこに誰も見た事もない神聖なるものを絵画の中で表現しようとしていたようです。
そのムリーリョの代表作「無原罪の御宿り」は、ムリーリョの子供10人のうちの6番目で唯一の娘「フランシスカ」を描いた作品です。
耳の聞こえなかった彼女が母ベアトリスを亡くした時はまだ12歳頃で、母を想って祈りを捧げる娘の姿を、父親の眼差しで描かれたものだと思われます。
フランシスカが修道院に入るまで20点以上の「無原罪の御宿り」が描かれたと伝えられていますが、その時その時のフランシスカがそのまま絵の中に表現されているようです。
母の死後、最初に描かれたと思われる「エル・エスコリアルの無原罪の御宿り」の絵画の存在感は、実在して目の前にいる「フランシスカの無垢の祈り」を最高の技術と精神力で描かれた存在感で、世界一の絵画だと思います。
プラド美術館で出逢ったこの世界一の絵を、無謀にも陶器で表現してみました。