「目を覚ますと闇の中にいた。
しばらくじっとしていると、どこからか小豆の炊ける匂いがする。
そっちの方に足を動かしてみると、何だってこりゃ地に足がつかねえ。
ふわふわ雲の上を歩いているようだ。」
小さな猫のハチは目を覚ますと「猫又」になっていた。
驚いたり、歩いてみたり、その意味を考えてみたり。
同じ猫又に出会ったり、幽霊に出会ったりしながら
自分の道を探して、この世界と折り合いをつけていく。
「あんたに言えるようなきれいな生き方をしていない。
幸せか不幸かと言えば満場一致で不幸だ。
美しいかそうでないかと言えば、少し俺には分からない。」
この世界が幸せだらけだとは誰にも言えない。
どうにもならないことはたしかにあって、
でもその中で少しでも光の見える方に進んでいこうとする
その道筋に幸せが落ちているものなのかもしれない。
そんな物語です。
本文は糸で綴じ、黒や赤や雪の遊び紙を数枚入れています。
開きやすくとても丈夫です。
表紙は型染めで1枚ずつ染めています。
画像と染めの出方が違う場合もありますが、
世界に1冊の豆本として楽しんで頂ければ幸いです。
大きさは、幅4.7cm、縦5.7cm、厚み1cmほどです。
ハチという名前は最後に出てきますので、
「猫又ハチ」というタイトルは裏表紙にくるようになっています。
表の表紙は名も無い子猫のみです。
不意に猫又になってしまったハチのか弱い強さを
楽しんでいただければとても嬉しいです!
「目を覚ますと闇の中にいた。
しばらくじっとしていると、どこからか小豆の炊ける匂いがする。
そっちの方に足を動かしてみると、何だってこりゃ地に足がつかねえ。
ふわふわ雲の上を歩いているようだ。」
小さな猫のハチは目を覚ますと「猫又」になっていた。
驚いたり、歩いてみたり、その意味を考えてみたり。
同じ猫又に出会ったり、幽霊に出会ったりしながら
自分の道を探して、この世界と折り合いをつけていく。
「あんたに言えるようなきれいな生き方をしていない。
幸せか不幸かと言えば満場一致で不幸だ。
美しいかそうでないかと言えば、少し俺には分からない。」
この世界が幸せだらけだとは誰にも言えない。
どうにもならないことはたしかにあって、
でもその中で少しでも光の見える方に進んでいこうとする
その道筋に幸せが落ちているものなのかもしれない。
そんな物語です。
本文は糸で綴じ、黒や赤や雪の遊び紙を数枚入れています。
開きやすくとても丈夫です。
表紙は型染めで1枚ずつ染めています。
画像と染めの出方が違う場合もありますが、
世界に1冊の豆本として楽しんで頂ければ幸いです。
大きさは、幅4.7cm、縦5.7cm、厚み1cmほどです。
ハチという名前は最後に出てきますので、
「猫又ハチ」というタイトルは裏表紙にくるようになっています。
表の表紙は名も無い子猫のみです。
不意に猫又になってしまったハチのか弱い強さを
楽しんでいただければとても嬉しいです!