Dickinsonia & Nautilus (In deep sea)

ある時期から命に順番ができた。 しっかりとした歯と鎧を持った者たちが弱い者たちを食べていった。 そして、気付いたら僕等は食べられる者となっていった。 生きるために誰かを食べなくちゃいけない。 だけど、その誰かを食べる勇気は僕等にはなかった。 先カンブリア時代、絶滅してしまったディッキンソニア。 カンブリア時代から現代まで生息し続けるオウムガイ。 生きていくため、それぞれが「生」へと向き合い、生きていく。 最後に、お迎えしましたら繊細な子達ですので１日の最後に顔を見せてあげてください。 彼らも夜を安心して過ごしていきますよ。