カセットテープ メディアアート『Cloud Tape』

■これは不思議！ カセットテープが勝手に回転している 木箱の中のカセットテープが勝手に回転しているというミステリアスな作品で、一種のメディアアートといっても良いでしょう。SONY HFシリーズは、透明のプラスチックケースが印象的で、TDKのメタルカセットMA-Rと同様に優れたデザインのテープでした。このテープに永遠の生命をさずけたいという思いで制作されたのがこの作品です。 https://www.youtube.com/watch?v=6ATMC1Ho8o0 ■クラウドテープって何のこと？ 『Cloud Tape』と名付けられた作品ですが、名前の由来は以下のようなこと。 世界中のデジタルデータ量が爆発的に増加していくなか、大容量の情報記録装置としてテープストレージがふたたび注目されています。 バックアップ用途に加えて長期的な記録・保管としてのアーカイブ用途にも低価格で高品質な磁気テープの活用が期待されているのです。 そんな磁気テープの可能性も見据えて、ケースは空、カセットテープのまわりの綿は雲に喩えて、『クラウドテープ』と名付けました。 ■仕様 トーマ・キャンベル　2018年 制作 カセットテープ：SONY HF30 外枠：木製 前面：アクリル サイズ：幅15.5cm×縦12cm×厚7.5cm