シックなブラス色ワイヤーの簪　クロスターアルバイテンのお花

ブラス色のワイヤーで作ったシックで大人な感じのするお花一輪がユラユラ揺れるお花のかんざしです。 宗教芸術品のみに使用されたクロスターアルバイテンの技法で作りました。 日本の方々に、この為技法の細やかさを知って貰いたくて、ブラス色がの繊細なワイヤーと雫型のチャームを活かした大人っぽい作品を作りたくなりました。 ブラス色は落ち着いて大人な色ですが、お花はひとひらづつ丁寧に指先を使って編んで作り上げているので、暖かみと手の技による温もりを感じて頂けると思います。 浴衣を着た時などの結髪の髪飾りに使っていただけるようにと作りました。 〈お花の作り方〉 花弁は線径0.2㎜のワイヤーを使用しています。ひら中央のワイヤーに3㎜ゴールド色ビーズを２粒入れ、これを軸にし内から外へと幾重にも弧を描くように指先でまげながら、一ひら一ひら編んでいきます。（この技法は、ハプスブルク帝国の皇妃エリザベートの婚礼ティアラにも使用されたものです） 中心は、６㎜粒ゴールド色のガラスビーズの周りにブリオンという飾りのワイヤーで囲って前述の花びらを加え一輪の花にしました。 これらパーツを直径15㎜の金具の中に納め金具表面はサテン布でカバーしてから裏側の金具爪４点でしっかりと止めました。ほんの少しのボンドで要所止めしてパーツの崩れ防止をしています。 〈櫛の作り方〉 直径5ミリの丸材を15㎝程にカットして先端を削り茶系のアクリル絵の具とニスを塗って仕上げたハンドメイドです。 根元に小さなヒートンを刺して作ったブラス色のお花と雫型のチャームをチェーンでつなげました。 材料　ワイヤー　ガラスビーズ　布　真鍮チャーム　金属金具　木材　アクリル絵の具　ボンド