登山道の刺し子つき　富士山テトラ鍋つかみ

チェック柄のキルトを使った手縫の鍋つかみ。（価格は１個あたりです。） 外見は正四面体（テトラ）です。 頭に被った雪の帽子は、共布の裏側を使っており、 ブランケットステッチで本体に貼り付けた後、 お洗濯対応のほつれ止め液で始末しました。 また、頂点の一箇所に簡単ですが刺し子で登山道を表現しました。 色は、水色と赤の２色になります。 ＜富士山の登山道について＞ 夏の夜は、麓の町からも 富士山の登山道がオレンジ色の灯りでキラキラと美しく揺らめくのが見えます。 下から上までジグザグと光のチェーンのように続くその光は 富士登山の方たちの松明（古い言葉）のあかりです。 「今日もたくさんの人が富士山に登ってる」ことを 下界からも確認出来るのです。 うまく言えませんが、命の光、願いの光、頑張ってる光 そんな風に思うと人の温もりを感じます。 富士山が好きで作っていますが、 この作品の中で一番思い入れがあるのは、 本当に地味なんですが、刺し子の登山道かも知れません。 今年は富士山は全面閉山で、山小屋も休業。 そのまま閉山して厳しい冬を迎えます。 早くコロナが終息して そんな美しい景色が見られる夏が来ますように。