水色刺繡糸のお花の髪飾り　小さな水色お花コーム

チロル地方の修道院に伝わるクロスターアルバイテンの技法を使った作品です。 水色の日本刺繡糸をメインにした　とっても小さくて可愛い繊細なコームが出来ました。 今回は色数が沢山ある日本刺繡の中からの優しく涼しげな色合いの作品をドールの為に作りたくなりました。 水色のシルク100％の光沢の美しさと薄いピンク色のビーズのお花。 そのお花の陰から、黄色の花びら数枚と小さなビーズの飾りが2個チョコンと顔を出しそれがアクセントになった可愛らしい作品です。 水色の７枚のひらはと黄色の花びら４ひら（陰に隠れた枚数も含めて）は、ドラートとい硬いコイル状ワイヤーを少し伸ばし、この中に別のワイヤーを通し花弁の形に指先で整形します。このコイルの間にはほんの少し隙間が出来るので、そこに糸を放射状にかけて車輪に見せます。(この糸を掛けて作る技法はマルタ島に伝わるもので、魔除けの意味があると言われています) 中心はピンク色ポテト形の淡水パールとピンクの小粒ガラスビーズでパールフラワーを作り、その上からゴールドの糸のような柔らかいワイヤーをかけました。 リーフ2枚は金属板をリーフ型にカットし、その上からフランス刺しゅう糸を金属板に隙間なく下地が見えないように糸掛けをし、更に細めの平らなワイヤーを縦に当て糸状極細ワイヤーをその上から巻き付けました。 これらパーツを横19㎜の金具の中に納め金具表面はサテン布でカバーしてまとめ、コーム金具の中に納めボンドで止めました。花弁とビーズは少量のボンドで要所止めしてパーツの崩れ防止をしています。 着ている浴衣は、minneでブライスの浴衣を制作販売している　ginchaboさんの作品です。 アイス柄が可愛い水色ブライス浴衣を着用させて頂き撮影しました。 髪飾りは正絹の光沢が美しいので、浴衣の他にお振袖にもドレスにも似合うと思います。 小さいので大げさ過ぎず、さり気なくドールの愛らしさを引き立てくれると思います。いかがでしょうか。 ドール用に作りましたが、とても軽量なので知さな女の子の髪飾りにも良いと思います。 材料　ゴールド色ワイヤー　シルバー色ワイヤー　淡水パール　絹糸　布　金具　ボンド