結び輪袈裟／輪袈裟／緑系／組紐／法要

お寺で育った私は 若い時から何度も輪袈裟を掛けるように勧められたが 時代の最先端のファッションで河原町を闊歩していた私の感性には容易に受け入れられなかった。 半世紀が経ち 未だに拒否している私の感性に合った輪袈裟を制作した。 それは宗派の決まり事等知らない私が ただおしゃれで 自分が掛けてみたいと思う物でした。 新作の輪袈裟を掛け参列した。 不謹慎な私は参列した告別式で睡魔との闘いの時間を過ごす事も度々だったが 袈裟を掛け参列し大変厳粛な気持ちで終える事が出来 やはり姿 見繕いは大切だと感じ入り これは もはや自分の葬式が近いであろう老婆の感想でした。