(詩篇シリーズ四弾)前世詩篇ブックカバー(和綴文庫本サイズ)

　 　束の厚さ調整にもこだわっており、京極夏彦先生や川上稔先生などの枕がわりになる程、分厚い本も入ります。 　また薄い百ページにも満たないようなひらべったい本も入ります。このようなページ数の少ない本は、長いタコ糸をスペル替わりにも使えます。 　表紙を入れるポケットを一般的に袖というのですが、この作品の袖の高さは16.5cmと少々高めでトールサイズの文庫本にも対応しています。(例としてはハヤカワ文庫など) 　また袖が市販のものは約6cmなのに対してこの作品は 袖の深さもとい幅は8cm前後とかなり深めなので、ブックカバーから本が滑り落ちることは、まずないでしょう。 　そして袖の縫い付けにこだわっており、手縫い糸で非常に細かく丁寧に縫っています。 　袖の生地の大きさが足りなかったので、工夫して糸を刺繍のちょっとしたテクニックで、足りないサイズを継ぎ足しました。 　使い方は、巾着袋を、彷彿とさせるような 一度広げて本を入れ糸を引くだけです。　 　今回は騙し絵を刺繍しました。 　正面の顔にも見え、横顔にも見える騙し絵ですが人の絵を描くのが苦手なので苦戦しました。 　特に眼の部分は反射の表現が細かくなるので、回数を重ねるごとに針が通り辛くなるので最短手段を目指しました。 　表表紙は硬めの生地ですが、裏表紙の生地は余り物を使ったので表表紙と違う質感で、裏表紙はふにゃふにゃです。 　　生地を裁断していると、かなりの確率で、余った生地が出るので、なんとか使ってあげたいと思い、少ない生地で作れる文庫本はないかと考え、生地を消費しているのは本の束の厚さだと気づき、これを別の素材で代用できないかと考えて穴を通して長さを調整できるタコ糸にしました。 　小説の表紙にありそうなこのデザインは最後まで、どんな逆境にも最後まで諦めない漢気と、来世詩編の続編ということで前世があるからこその来世というテーマを扱っています。 「最後まで決して諦めない。いかなる窮地でも成功をイメージする。…あんたの言葉だ」 　　［本のサイズ］ 厚さ調節できます1350P〜10Pまで 材料:デニム生地　刺繍糸　片面ハトメ　タコ糸　 余った生地