サンマリーナ

新しいデッキシューズを履いた日は、とても天気がいい日。 太陽に誘われて海辺をあてもなくドライブしていたら、ヨットがならぶ港についた。 「ヨットの近くまで行っていいのかな？」車を降りて、ちょっと歩いてみる事にした。 駐車場のアスファルトはジリジリ熱かったけど、海風が気持ち良い。 風にもてあそばれる髪を束ねながら歩くと、白い建物が見えた。 とりあえずの目的地をそこにさだめ、遊歩道を歩く。 こんな気持ちのいいところなのに、人が歩いていないのは、平日だからだろうか。不安にかられる。 白い建物に着いた。 ヨットの管理事務所？らしいところに、レストランが併設されている。 中を覗こうと近づくと、すっと自動ドアが開いてしまった。 反射的に中に入ってみたけれど人影がない。戻りたい衝動にかられたが、せっかく入ったのだから、レストランを見てみようと思い直し進んだ。 不意に後ろから声がかけられた。 「いらっしゃいませ」 ドキっとしながら、振り返ると。日焼けと笑顔が眩しい男性が、黒いエプロンをして立っていた。 「あっ、…」 私は、何かを言いかけて… ーーー ヨットハーバーに似合いそうなヘアゴムをつくりました。 シルバーかゴールドのアンカー 淡水パールをＵＶレジンでとじこめています。 こちらは、友人のリクエストで作った物で、同型のアンカーがないので展示のみになります。 欲しい方がいらっしゃいましたら、メッセージにてご相談ください。 物語のヨットハーバーは、福島県いわき市のサンマリーナがイメージです。 震災の影響で、今は閉鎖されているようですが、また復活してほしいと思っています。