日本の食文化の象徴でもあるお米(稲)。その自然の恵みを活かす形で、稲藁とお米を素地作りに利用して「巻胎 (けんたい)」という技法で制作しました。巻胎は正倉院宝物として有名なペルシャ風水差しである「漆胡瓶 (しっこへい)」に用いられた古くからある技法で、今回はその技法と稲藁を組み合わせた独自の着想で作り上げました。
出典:宮内庁ホームページ 漆胡瓶 (https://shosoin.kunaicho.go.jp/treasures?id=0000010145&index=0)
御椀の中心部の空洞には種籾が1粒奉納されており、御椀に魂が宿るようにとの願いと、単にごはんをよそう器としてではなく、何千年も前の漆器が時を経て現在で発掘されるように、そのような僅かな可能性に重ね合わせ、そのDNAが未来に届くようにとの願いを込めています。また、使用されている素材である砥粉を土に見立て稲藁は肥料としてその田んぼに種籾を蒔くという形で、次の年に繋がる稲のライフサイクルをこの御椀で表現しています。
【サイズ】 【素材】
口径:111mm 稲:無肥料・無農薬栽培 亀の尾(長野県産)
高さ:60mm 漆:浄法寺漆(岩手県産)
重さ:80g 砥粉:山科黄砥粉(京都府産)
【巻胎の参考動画】https://www.youtube.com/watch?v=8QxfPj1OY5s&t=9s
日本の食文化の象徴でもあるお米(稲)。その自然の恵みを活かす形で、稲藁とお米を素地作りに利用して「巻胎 (けんたい)」という技法で制作しました。巻胎は正倉院宝物として有名なペルシャ風水差しである「漆胡瓶 (しっこへい)」に用いられた古くからある技法で、今回はその技法と稲藁を組み合わせた独自の着想で作り上げました。
出典:宮内庁ホームページ 漆胡瓶 (https://shosoin.kunaicho.go.jp/treasures?id=0000010145&index=0)
御椀の中心部の空洞には種籾が1粒奉納されており、御椀に魂が宿るようにとの願いと、単にごはんをよそう器としてではなく、何千年も前の漆器が時を経て現在で発掘されるように、そのような僅かな可能性に重ね合わせ、そのDNAが未来に届くようにとの願いを込めています。また、使用されている素材である砥粉を土に見立て稲藁は肥料としてその田んぼに種籾を蒔くという形で、次の年に繋がる稲のライフサイクルをこの御椀で表現しています。
【サイズ】 【素材】
口径:111mm 稲:無肥料・無農薬栽培 亀の尾(長野県産)
高さ:60mm 漆:浄法寺漆(岩手県産)
重さ:80g 砥粉:山科黄砥粉(京都府産)
【巻胎の参考動画】