【文學標本】谷崎潤一郎「春琴抄」ブックマーカー

ーーーーーーーーーー ほんに私は不仕合せどころか この上もなく仕合わせでござります ーーーーーーーーーー 谷崎潤一郎「春琴抄」 盲目であり琴と三味線の名手である女師匠・春琴と、春琴に仕えた佐助の物語「春琴抄」を栞にしました。 稀有な音曲の才能と「端麗にして高雅」と謳われる美貌の春琴は、ある日何者かによって顔に熱湯を浴びせられる。 焼け爛れた顔を見られまいとする春琴に対し、針で自らの眼を突いて盲人となり、春琴に生涯仕える道を選ぶ佐助。 師弟愛を超越した絆で結ばれ生涯を駆け抜けた二人を切々と描いた、妖しく美しい物語です。 盲目の春琴が殊更その啼き声を愛したという鶯(うぐいす)。 製作した栞には、小花が踊る鶯色のとんぼ玉を飾りました。 耽美派として名高い谷崎潤一郎の代表作に是非触れて頂ければ幸いです。 ※製作にあたり、著作権が消滅した文学作品を使用しております。 ※こちらは再販のため、封入されている紙片の形や色合いは画像と異なります。 【サイズ】 全長:約12.2cm 【検索用キーワード】 文豪　妖艶　恋愛　和風　　読書　小説　しおり　アンティーク