羊毛フェルト チワワ

大満足です。去年の8月、元気に走り回っていたうちのチェリー（チワワ　ブラックタン　14歳　女の子）が脳腫瘍を発症し、動物病院の先生からいつ死んでもおかしくないと言われたのですが、山梨県から函館にある北海道大学の動物医療センターまで新幹線とレンタカーでチェリーを連れて行き、一週間かけて放射線治療を受けた結果、すっかり元気になって家族みんな幸せに過ごしておりました。昔から心臓の音がおかしいことは指摘されていたものの、5月に受けた血液検査の結果も数値におかしいところは全くなく、すっかり油断しておりました。ところが6月7日頃下痢を起こし、行きつけの動物病院で２日続けて点滴をしてもらったところ、お昼頃から呼吸がおかしいことに気がつき、夕方頃も歩き回ってはおりましたが明らかに助けてっていう意思表示をしているので、ようやく夜8時頃遠くにある動物病院の夜間外来に連れていくと、循環器不全で肺に水がたまっている事がわかりました。すぐに酸素室に入れ、薬で水を抜いて呼吸を安定させるという治療方針でチェリーを先生に託しました。そのときもまだあれだけの大病を乗り越えたのだから大丈夫、とたかをくくっておりました。ところが夜中の1時頃先生から危ないと電話がかかってきて、家族みんなで動物病院に向かったのですが、着いたときには既に心臓が止まっておりました。いったん肺にたまった水を吐いて倒れていたらしく、息も止まっていたそうです。とても苦しかった事でしょう。自分の甘さ、傲り、判断力のなさを後悔してもチェリーとはもう会えません。動物病院で可愛くお花をつけていただいたチェリーをタオルにくるみ、高速で帰るあいだ後部座席でずっと抱いていました。幸い真っ暗だったので、家族に涙を見られなくて良かったです(笑)それから毎日お線香をあげていますがずっと後悔の日々。そんな中出逢えたこの作品は、そんなチェリーにとってもよく似ていて、とても可愛い。お利口さんに座って真っ直ぐにこちらを見ているところも可愛くてチェリーにそっくりです。作者さんも前に愛犬を亡くされたのだとか・・亡くされた愛犬への深い愛情も伝わって来るようで、みんな癒されております。これ以上、今の気持ちに寄り添ってくれる作品は他にはありません。本当に、有り難うございました。