晴耕雨読の椅子(デッキシューズ)

私の生家は、ド田舎の農家の日本家屋でした。信じられないでしょうが、その家で家の外と内を隔てるものは、多少の木格子以外は、障子だけでした。ちなみに私の家は新潟県なので、冬はすごくたくさんの雪が降ります。 それはもう寒くて、すきま風がどこから入ってきてるのかもわからないほどでしたが、そのぶん、自然と人間は近しかったように思います。 雨が降れば音が聞こえ、雪が降れば寒い。花が咲けば香り、うだるような暑さの日には蝉が鳴きます。 現代の二重サッシの便利さを否定するつもりはありませんが、たまには、｢今日は雨降りだから窓を開けよう。｣と思ってみるのもいいのではないでしょうか。 最後に、この靴に描いた絵は、｢まどか美椅子店 ｣さんの作品、｢晴耕雨読｣という椅子からインスピレーションをうけて描いた絵です。どうもありがとうございました。