歌麿「辻君」の浮世絵をレリーフ陶板にした、一点もの。
使った粘土は鉄分の多い赤土、鉄分が少ない並土、黒泥、信楽土、カラー粘土(ピンク、黄、水色、紫)で、
成形後に透明釉を掛けて1240℃で焼き上げた陶器です。
版画の浮世絵を粘土を盛ってレリーフにするわけですが、いわゆる粘土の状態のものを盛る方法と、
泥漿状態のものを流し込む方法があり、輪郭や線を表現する手法は、大きく分けて、
掘り込み、盛り土の二つで、全部で五つほどあり、使い分けます。
陶板背景布部分は色が豊富な畳縁を使い、一般的には一枚の布で額装するところを、
この作品の様に2種類の畳縁を使う発想も、畳縁であればこそ出来ることです。
額縁ですが、木工家具屋さんに杉材を使っておおもとの枠を作ってもらった後の工程は
額装まで全ての工程を私が行いました。
額縁の仕上げは、杉材を使った「浮造り」といって一般的には、バーナーで杉を炭化させブラシ掛けして、
木目(年輪)を浮かび上がらせる手法ですが、私は、年輪と年輪の間の白く柔らかい部分を、
木切れや竹串で強くこすりつけ、へこまして「浮造り」風にしました。
この手法の利点は、柔らかい杉の表面全体が緻密になり固くなることです。
色付けは、蜜蝋ワックスで磨きあげました。
版画の浮世絵は、絵師、彫師、摺り師の共同作業ですが、三者によって摺られた版画の浮世絵を元に、
私、盛り師がレリーフ陶板にしました。
陶芸教室にお通いの方、レリーフ陶板はロクロのような特殊な技術を必要としないので、誰でも作れます。
自宅で作業ができますし、発砲スチロールの箱に入れておけば1カ月は固まらずに作業可能です。
あなたも自作のレリーフ陶板を自宅に飾りませんか。
レリーフ陶板 たて34.5cm 横25.5cm
額縁込み全体 たて55.5cm 横45.5cm
総重量 約5.5kg
歌麿「辻君」の浮世絵をレリーフ陶板にした、一点もの。
使った粘土は鉄分の多い赤土、鉄分が少ない並土、黒泥、信楽土、カラー粘土(ピンク、黄、水色、紫)で、
成形後に透明釉を掛けて1240℃で焼き上げた陶器です。
版画の浮世絵を粘土を盛ってレリーフにするわけですが、いわゆる粘土の状態のものを盛る方法と、
泥漿状態のものを流し込む方法があり、輪郭や線を表現する手法は、大きく分けて、
掘り込み、盛り土の二つで、全部で五つほどあり、使い分けます。
陶板背景布部分は色が豊富な畳縁を使い、一般的には一枚の布で額装するところを、
この作品の様に2種類の畳縁を使う発想も、畳縁であればこそ出来ることです。
額縁ですが、木工家具屋さんに杉材を使っておおもとの枠を作ってもらった後の工程は
額装まで全ての工程を私が行いました。
額縁の仕上げは、杉材を使った「浮造り」といって一般的には、バーナーで杉を炭化させブラシ掛けして、
木目(年輪)を浮かび上がらせる手法ですが、私は、年輪と年輪の間の白く柔らかい部分を、
木切れや竹串で強くこすりつけ、へこまして「浮造り」風にしました。
この手法の利点は、柔らかい杉の表面全体が緻密になり固くなることです。
色付けは、蜜蝋ワックスで磨きあげました。
版画の浮世絵は、絵師、彫師、摺り師の共同作業ですが、三者によって摺られた版画の浮世絵を元に、
私、盛り師がレリーフ陶板にしました。
陶芸教室にお通いの方、レリーフ陶板はロクロのような特殊な技術を必要としないので、誰でも作れます。
自宅で作業ができますし、発砲スチロールの箱に入れておけば1カ月は固まらずに作業可能です。
あなたも自作のレリーフ陶板を自宅に飾りませんか。
レリーフ陶板 たて34.5cm 横25.5cm
額縁込み全体 たて55.5cm 横45.5cm
総重量 約5.5kg